2月15日に放送された『マツコの知らない世界』（TBS系）でMCのマツコ・デラックス（49）が見せた気遣いに対して称賛の声が集まっている。
この日の番組テーマは、「群馬ラーメンの世界」。通常2本立てであることが多い同番組だが、この日はまるまる1時間を使って、近年注目を集めているという群馬ラーメンのことが紹介された。
群馬県は名物が弱いという印象があり、案内人として登場した現役職人の土谷勇次郎さん（58）も、「群馬は他県の名産を取り入れて、オマージュするのが得意」と、やや自虐気味に紹介。「オマージュって言えば、何でも許されるわけじゃありませんよ！？」と、さっそくマツコに突っ込まれていた。
しかし、次々と紹介される群馬ラーメンを口にするたびに、マツコの気遣いが見えるかたちに。上品なラーメンが群馬には多いことを知ったマツコは、「群馬って上品なのね！」と驚きつつも、「ほら群馬って井森美幸姉さん（53）とか秀ちゃん（中山秀征・54）のイメージがあるから」と、すかさずフォロー。
また、群馬に魅力がないと言われる理由を「若い人が遊べる場所が少ない。ディズニーランドとか」と、土谷さんが説明すると、「別に若い人、毎日ディズニーランドに行くわけじゃありませんからね」と、ここでもさりげなくフォローを入れていた。
群馬をいじりつつも群馬ラーメンを認め、群馬県民の視聴者に対するフォローも忘れないマツコに対してネット上では、「今日のマツコの知らない世界では群馬のラーメン特集で1時間も放送されてて嬉しかったなぁ」「マツコさん群馬いじりがうまい…！」など、称賛の声が上がっていた。
「マツコも存在感が薄いと言われる千葉県出身ですからね。いじられることが多い群馬県民の複雑な気持ちがきっと理解できていたのでしょう。誰も傷つけずに笑いを取るマツコのバランス感覚は抜群の安心感がありますね」（芸能ライター）
今回、番組で群馬ラーメンが紹介されたことでツイッター上には「マツコの群馬ラーメンの世界食べたくなっちゃう…」「マツコの知らない世界の群馬ラーメン、なかなか奥が深い」など、群馬に興味を持つ人が続出。1時間をかけて群馬を特集した意味は十分にあったと言えるだろう。
