1月28日の『チコちゃんに叱られる！』（NHK総合）で放送された、疑問を解説するためのVTRに視聴者から悲鳴が上がる場面があった。
話題になっているのは「シャンプーとリンスは何が違うの？」という疑問。チコちゃんの答えは「シャンプーはマイナスの電気、リンスはプラスの電気」で、解説は東京理科大学の近藤行成教授（53）が務めた。
実はシャンプーとリンスはどちらも電気を帯びており、シャンプーはマイナスの電気を持っているため、髪と反発し合ってその汚れを落としているとのこと。しかし、それだけだと髪がゴワゴワになってしまうため、プラスの電気を持つリンスを使うことで髪の毛に成分を留まらせ、髪を保護することが可能になるとのことだった。
また、シャンプーとリンスの主成分は共に界面活性剤。界面活性剤は一つの分子の中に「水に馴染みやすい部分」と「油に馴染みやすい部分」のふたつを合わせ持っており、界面活性剤によって髪の毛から油分などの汚れを取り去るのがシャンプーで、逆に界面活性剤によって油分を与えるのがリンスとのことだった。
これを詳しく説明するための説明VTRに現れたのが、髪の毛役のモデル・高橋理紗（34）と、シャンプー役のお笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん（45）。油汚れに見立てた高橋の持つ大きなボールごと抱きつき、シャンプーの界面活性剤が油汚れを包み込んでいる様子を表現。しかし、髪の毛とは反発しあうため、水で一気に洗い流せるとのこと。
また、続いてはリンス役として再登場したクロちゃん。今度はプラスとマイナスで引かれ合う関係のため、油分に見立てた大きなボールを髪の毛役の高橋に手渡しながら近づこうとしていたが、高橋が思いっきりビンタすると、クロちゃんはそのまま離れていくことに。水で流すことで油分以外の余分な成分が流されたことが表現されていた。
「視聴者から注目が集まったのは、ここぞとばかりに高橋に近づくクロちゃんの姿。ネット上からは『気持ち悪い！』『悲鳴上げた』『相変わらずキモい役』といった声が集まっていました。とはいえ、高橋の嫌そうな表情も含めて、もちろん演技。美女モデルとクロちゃんを使い、シャンプーとリンスの分かりにくい違いを分かりやすく説明したことに、ネット上からは『キャスティングぴったり』『クロちゃんの使い方上手い』との賞賛も集まっていました」（芸能ライター）
女性に嫌われているクロちゃんだからこそ、分かりやすい説明になったのかもしれない。
