8月11日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送された「突然ネタに関するアドバイスをしてきた老紳士が後日テレビ局の取締役として収録現場に現れたら、急ピッチで言われた通りにネタ修正しちゃう説」が話題になっている。
お笑いコンビ・錦鯉、ジョイマン、クールポコをターゲットに行われたこのドッキリ。TBS幹部肝入りのニセのネタバトル番組打ち合わせという設定でターゲットを喫茶店に呼び出し、打ち合わせ後にふたりの元に老紳士がやってきて、ヘンテコなアドバイスをするというもの。その一週間後、そのニセネタバトル番組収録のタイミングでその老紳士が現れたら、ふたりはアドバイス通りにネタを変えるのかという検証になっていた。
老紳士は錦鯉にはとにかくベロを出すようにとアドバイス。さらにクールポコには、ネタの根幹である「男」の部分を「サラリーマン」に変えるよう指摘。また、ジョイマンにはラップの内容をアドバイスしていたが、「表ならレモンティー 裏なら腐った東京シティー」「ナナナナー止まぬ献金パーティー」「止まぬパーティー 救えよマイノリティ」「救えよーマイノリティ 堕ちてくダイバーシティ」というかなりメッセージ性強めのものとなっていた。
その後収録前に老紳士と再会し、錦鯉、クールポコはあっさりとネタを変更したが、ジョイマンはなんとアドバイスをひとつも取り入れず。収録スタジオで見守っていた老紳士は収録後、即座に引き上げ、ただならぬ空気になるという展開にとなった。
さらに収録後、老紳士はジョイマンの楽屋に待機。ジョイマンに対し、「残念ながら、わが社っていうか、このTBSの方にはね、ちょっと今後(出演)できないかもしれない。力にはちょっとなれないかもしれないですけどね」と、事実上の出禁を言い渡すという事態に。ネタバラシされるまでジョイマンのふたりは呆然としていた。
このドッキリに視聴者からは、「こんなドッキリよく思いつくな」「スタッフ性格悪すぎる!」「リアル過ぎて大爆笑した」という声が集まっていた。
「しかし、一方でジョイマンの株は急上昇。視聴者からは、『見直した!』『ネタ貫いて格好良かった』という称賛が集まっていました。ネタのメッセージ性が強すぎて採用を断念しただけかもしれませんが、“権力”に抵抗したことが結果、多くの関心を集めることになったようです」(芸能ライター)
悪質ドッキリに対し、ジョイマンには思わぬご褒美が与えられたようだ。