3月17日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)は、1都3県に出されている緊急事態宣言について、21日の宣言解除の方針が固められたことを特集した。
スタジオで、FNNの取材に政府関係者が「感染者が病床をはじめあらゆる指標が基準を下回り機は熟した」との発言を取り上げると、坂上忍(53)は「機が熟していると思っている国民の方々はそんなにいないと思うんです」と反論。に「変異株しかり、リバウンドに備えて、どう医療提供体制を整え、拡充するかが見えてこないことには熟しているとは言えないと思う」と指摘した。
また、21日解除に賛成だというカンニング竹山(49)は「極端な話、人がぼこぼこ死に出すとみんな自粛すると思うんですよ」と切り出し、緊急事態宣言と解除を何年か繰り返すしか方法はないのではと持論を展開。その一方、東京都では年末年始から時短営業している店舗への「補償金が全然入っていない」と指摘。さらに、昨年の時点で東京都は90%のお金を使っているため「金がない中での緊急事態宣言で国から金を借りるってなって。でもその金が入ってことは、東京都は(補償金を)払える金がないんじゃなかろうかっていうのが心配」とコメント。その結果、今後緊急事態宣言を出したとしても「店舗をやってる人たちが言うことをきかなくなってコントロールできなくなる。だからほんと、どうしようもないことになる」との懸念を示した。
これを受け、坂上忍は、「どちらにせよ、前向きな解除とはなかなか受け取りにくい状態ではある」とコメント。また、おぎやはぎ・矢作兼(49)は「もう仕方ないですもんね。今さらやったところで無理だし、これは解除するしかないという感じ」とコメント。これには坂上も「これ以上また延長ってなったところで、どこまでの人たちが言うことを聞いてくれるんだろうってのはありますよね」と同調。
すると、おぎやはぎ・小木博明(49)は「今の時点で言うこと聞かないですもんね。どんどん街に人が溢れちゃってるし」と言いつつも、「ただでも、この1週間ずっと増えていってるのに。専門家ももうやりようがないみたいな感じで言ってるところに、完全な敗北感が…コロナに対しての。もうお手上げみたいになってるところが、何かもう…あっ、負けたんだとオレは思ってますけど」と厳しめのコメント。
「この発言には、坂上も『お手上げ感というか、医療提供体制というものの後手感というのが、やっぱり敗北感というか、これ以上打つ手がないみたいな空気にさせちゃってるのが大きいと思う』とうなずいていました。ただ、視聴者からは『やるべき事やって無いのに「打つ手が無い」だなんてよく言えるよなー』『打つ手がない、皆自粛守らないしリバウンドして来たし仕方ないよね、という流れで法改正してきそう』と指摘する声も見受けられました」(芸能ライター)
危機感が薄れていく中でも、まだ続くと言われているwithコロナ時代。制限するばかりではなく、この状況下でも働きやすい環境づくりと生活様式を積極的に行っていくほうが国民の賛同を得られるのかもしれない。