2月25日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、東邦大学医療センター大橋病院産婦人科の高橋玲奈医師(36)を迎え、悩みを抱える人が多い「生理」について特集。視聴者から集まった悩みを紹介し、視聴者からは「朝から生理特集してくれてる!」「録画した!もっと生理を理解してくれてる人が増えたらいいな」「生理で情緒不安定になったりトイレに行けないことが困るってこと男性にも知っておいてほしいから、こういう特集はありがたい」など、大きな反響を集めた。
しかし一方で、職場での理解として紹介された「生理休暇」については賛否が分かれている。
生理休暇は、労働基準法第68条で定められており“使用者は、生理日の就業が著しく困難と女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない”という制度。雇用形態にかかわらず取得できるが、2014年における取得率は0.9%とほぼ活用されていないという。
これにネット上では「生理休暇ってのがあるって初めて知った」という人もいたが、意外と多かったのが「生理のとき厄介なのは男性よりもむしろ生理の軽い女性だと思う。『私も生理だけど、そんなにならないけど?大げさ』とか言う人いる」「生理休暇の何が取りにくいって、生理痛の重さの個人差で、生理痛が軽い女性の先輩が取らないから気が引けるんよなあ」「生理休暇が存在し、取得できるのも知っている。でもね、上司(女性)が理解できない人だと無理なんだよ。私が生理が重いって告げたら『信じられない、そんなのあり得ない』って言ったんだから。」など、同性からの理解を得られないという声だ。
「ほかにも『生理休暇っていう名前が嫌。変えてほしい』『生理だと回りの人に知られるのが嫌で生理休暇申請できない』と、男性に自分が生理であることを告げるのが恥ずかしいという人も多いようでした。また、『生理休暇制度も大事かもしれないけど体調悪い時は休む権利欲しい、男女問わずに』『生理休暇を設けるより体調不良で休暇が取りやすい方が良いかなとは思う。生理休暇だと男の人は取れないので…』『生理休暇もそうなんだが有給休暇も取りやすい環境を作ってくれと思ってる』との訴えも多く集まっていました」(芸能ライター)
同じ女性でも生理痛が重い人もいれば軽い人もいるため、同性からの理解を得られないと悩んでいる人も多いとわかった今回の特集。暮らしやすい社会を作るためには、男女関係なく生理への理解を深めることが大事だということだろう。