2月9日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)のテーマは「若者カルチャーSP」。緊急事態宣言が発令された1月7日以来、同番組では新しい撮影を中断して、総集編を送ることを決定している。
今回の放送は、若者の文化を取り上げた過去の放送回「タピオカドリンクの世界」「バナナジュースの世界」「プリントシール機の世界」「インスタントカメラの世界」「写真アプリの世界」、そして「ハッシュタグの世界」の全6回分で構成されていた。
最も古い「インスタントカメラの世界」でも約4年前の放送だが、流行の移り変わりが激しい若者にとって4年前といえば、ひと昔。実際に今回の総集編を見た視聴者からは「若者文化って言っても、今見るとひと昔前のものになっているよな」などの声が上がることとなった。
特に「タピオカドリンクの世界」の放送回は2019年とまだ2年前のことだが、このときトレンドのピークで、「タピる」という流行語まで生みだしたタピオカを懐かしむ視聴者は多かった様子。タピオカドリンクの世界の案内人として登場した華恋さんと奈緒さんは出演時に「タピオカを第一次のように一時的なブームではなく、文化にしたい」と熱く語り、マツコ・デラックス(48)を引かせていた。
しかし、タピオカ専門店の閉店が相次いでいる今、「結局タピオカは一時的なブームだった」という見方のほうが強く、ネット上には「マツコの知らない世界、タピオカVSバナナジュースだったけど、タピオカってもうブーム終わったくね?って思うの私だけかしら」「マツコの知らない世界で再放送でタピオカドリンクを取り上げているけれど、とりあえず国分寺駅周りはもう廃れたのでは…?」などの声が上がっていた。
しかし、タピオカの根強いファンは少なくないようで、「マツコの番組見ているとタピオカドリンク飲みたくなる」「タピオカをバカにする人いるけど、普通に美味しいよね」「マツコの知らない世界めちゃくちゃわかる〜私も文化にして欲しい笑。普通にタピオカ好きだからブーム去った後にタピオカを見かけなくなる、え?まだタピオカ飲んでるの?ってなるのが嫌なんです」など、熱い想いを語る声も。
「流行ものが苦手なマツコですが、『タピオカドリンクは好き』と他の番組でも語るほど、タピオカへの思い入れは深いようです。今でも根強いタピオカファンもいますし、まだまだ人気は続くかもしれませんね」(芸能ライター)
華恋さんと奈緒さんさんは現在、日本タピオカ協会を立ち上げ頑張っているのだそう。総集編の放送にがっかりする声もあるが、過去と現在を比較して楽しんでいる視聴者も多そうだ。