7月20日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、冒頭から俳優の三浦春馬さん(享年30)の訃報を取り上げたものの、MC坂上忍(53)をはじめとする出演者たちの発言に視聴者から批判が集まっている。
18日午後に死去した三浦さん。自殺と見られているが、突然の訃報に世間からの混乱はいまだ広がっている。番組では、これまでの三浦さんの経歴や、街の人の悲しみの声などを取り上げていた。
また、スタジオでは「人気俳優の突然の死 その背景にはいったい何が? スタジオで徹底検証」として、坂上や、タレントの東国原英夫(62)、お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの吉田敬(47)らが意見を交わしていたが、ネット上からは、「事情もなにも知らない人が検証なんてできないでしょ」「野次馬的に勝手なこと言わないで」「憶測で死因を探るのは全く必要ない」といった声が相次いで聞かれている。
「スタジオでは突然の死についてさまざまな意見が交わされていましたが、吉田が『人生思い通りにいってるのかと思ってしまっていましたから』と話すと、坂上は『順調でも、そういうことあるよね。このまま続けてていいのかな、って。それって僕も普通にありますけど、みなさんもありませんか?』と出演者たちに問いかけていました。しかし、三浦さんの本当の心の中は誰にも分からないこと。憶測での話に『なんでも自分の物差しではからないで』『分かったようなことばっかり言ってる』などと顰蹙を買う事態となっています」(芸能ライター)
また、この問いかけに反応した東国原にも批判が集まっているという。
「これに東国原は『悩みのない人間はいませんからね。それをどうやって自分で解消していくかとか、いろんな方法によって乗り換えていくっていうのが人生だと思いますから』と悩みを抱えた人が自死を選ばないための考え方の切り替えについて話していましたが、続けて、『僕はもうちょっと、周囲が小さなSOSとか、小さな助けのサインに気づけなかったかなって』と三浦さんの悩みに気づけなかった周囲について触れ、『自分も含めて』と言いつつ、『今後の課題なのかな』と話していましたが、これに対しても『気づきたくても気づかせてくれなかったのかもしれないのに』『周囲の人を責めるのはやめてよ』という声が聞かれていました」(同)
本人の意思とは関係なく、三浦さんの仕事ぶりを“順調”と紹介し、憶測で議論していた『バイキング』。ワイドショーの役割とはいえ、三浦さんのファンのみならず多くの視聴者が不快感を抱いたようだ。