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【部長の考察】ロボットでデジタル化やDX推進を実現する目的を改めて考察しました


こんにちは。キングソフト株式会社の吉田です。
 



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最近、様々な場面において「デジタル化」や「DX」に関するご要望や課題をお聞かせ頂く機会が増えてきました。ロボットの活用もデジタル化やDX推進の一部であると私は認識おり、我々もデジタル化の推進を実現していくチームとして、こうしたご要望は大変有難いお話だと感じている昨今です。



その上で、改めてなぜデジタル化やDX推進が必要なのかについて、再考察してみようと思います。



目次



  1. そもそもなんのためにデジタル化やDXがあるのか?
  2. SDGsをおさらいしてみる
  3. 経済やビジネスにおけるSDGsのキーワードはSociety5.0
  4. 地方創生におけるSDGs
  5. ヒトにフォーカスしたSDGs
  6. 喫緊の課題解決ではなく大きな目標に向けての手段である
  7. 目指すべきロボット導入の未来
  8. ぜひロボットで実現するデジタル化やDXのご相談ください


そもそもなんのためにデジタル化やDXがあるのか?



以前のnoteでも記した通り、日本においては、減少傾向が加速する労働人口の補完であったり、旧態依然とした雇用パラダイムからの脱却のためにデジタル化やDX推進を図るケースが多いです。



実際にある統計では、労働人口は2005年から2025年までの20年間で300万人減少するといったデータもあり、現在の事業運営の効率化を実現しないことには、事業の継続性自体が危ぶまれるケースも多いと考えられます。
そのためにも、「日本人・男性・正社員」という雇用パラダイムから脱却できるシステムなりオペレーションの開発が一つの解決策となります。そのシステムなりオペレーションの開発がまさにデジタル化やDXの実現ということなのでしょう。



それでは、この先もし劇的に人口が増えていったらどうなるのでしょうか?
「労働人口の置き換え」という課題に対してのみデジタル化やDXの実現をしていくのであれば、労働人口の増加が進んでくれば自ずと解決できてしまいます。もっと大きな課題解決のためにデジタル化やDXはあると私は考えます。そこで重要なのが「SDGsの達成」です。



SDGsをおさらいしてみる



SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。



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2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標となります。
列挙すると



1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさを守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう



以上の17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。それぞれの指標となるKPIは非常に具体的に明記されているものもありますが、漠然としたものも多々あります。
そのため、さらに詳細に定量化された244のKPIがあり達成のための具体的な指標を把握することが誰でもできます。
また、それらの進捗状況に関しても、国連加盟国は自分たちで報告しながら国際的なフォーラムにおいて毎年7月頃にレビューが行われています。



それでは、日本では現在でどのくらい達成できているのでしょうか?



最初の『1. 貧困をなくそう』という項目で考えてみます。日本の子どもの6〜7人に1人は貧困だと言われている現状を鑑みると、これはまだまだ達成には程遠いところなのかなと実感します。



日本ではこれらの課題の解決に向けて、政府主導で様々な取り組みが行われています。代表的なものとして、2019年末に発表した「SDGsアクションプラン2020」というものがあります。その骨子は3つの観点から成り立っており、『経済やビジネスの観点』『地方創生の観点』『人にまつわる観点』がベースになっています。



ではその『経済やビジネスの観点』でのSDGsアクションとはなんなのでしょう。



経済やビジネスにおけるSDGsのキーワードはSociety5.0



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2017年11月に経団連は7年ぶりに行動企業憲章を改定しました。その中で、「Society5.0というコンセプトのもとSDGsに本気で取り組む」ということを表明しています。
企業の発想が「利益の一部を拠出して社会貢献する」からSDGsでは「本業を通じて利益を創出しながら同時に世界を変えていく」というものに変換するものです。SDGsの大きな可能性を感じる部分です。



Society5.0とは【超スマート社会】と表現されていて、「AIやロボットの力を借りて、我々人間がより快適に活力に満ちた生活を送ることができる社会」とされています。
 



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つまり、Society5.0で実現する社会に、ロボットはなくてはならないデバイスということになります。但し、これはあくまでSociety5.0の一部であり、その他のシステムやソリューションとの連携が極めて重要です。IoTであらゆる人やモノが繋がり、様々な情報がシームレスに共有され、今までにない新たな価値を生み出す。これにより、社会が抱えていた課題を克服し、より便利な社会(=超スマート社会)を築くことがSociety5.0の実現です。



Society5.0の実現によって、経済発展と社会的課題の解決が同時に行われることが、SDGsの達成への道のりとなるでしょう。
 



続いて、『地方創生の観点』でのSDGsを見ていきましょう。



地方創生におけるSDGs



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2020年7月17日に発表された『SDGs未来都市』はその1つの象徴的な動きと言えます。SDGs未来都市とは、持続可能な都市・地域づくりを目指す自治体を選定し政府として予算もつけてサポートしていこうという取り組みです。
これは「経済」、「環境」、「社会」という3つの視点から持続可能性を検証し、選定されており2020年には33の都市が選定され、10都市に予算が付けられました。各地域によって施策は違えども、やはり根底には技術革新を基にした取り組みが多いと言えます。
デジタル化やDXといったキーワードは前面に出てきませんが、細部には技術革新によるDXというのが目指されているといったイメージです。



もう一つの観点となる『人にまつわる観点』を見ていきましょう。



ヒトにフォーカスしたSDGs



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実は一番カバー範囲が広く膨大なのが”ヒト”にまつわる項目です。
キーワードとしても、「働き方改革」「女性の活躍推進」「ダイバーシティ・バリアフリーの推進」「子供の貧困対策」「次世代の教育振興」「健康経営の推進」「感染症対策等保健医療の研究開発」など多岐にわたります。
例えば、「働き方改革」「女性の活躍推進」「ダイバーシティ・バリアフリーの推進」などの項目が理解しやすいと思いますが、まさに様々な”モノ・コト”のデジタル化やDXが課題解決の糸口になるのではないでしょうか。



喫緊の課題解決ではなく大きな目標に向けての手段である



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つまり、直面する労働人口減少などの目先の課題ではなく、より高度で平和な世界を実現するためにデジタル化やDXというものが手段たり得るのだと私は考えています。
何かの『置き換え』という視点ではなく、『導入することでどんな未来を実現できるのか』という視座で私たちはデジタル化やDXの推進に寄与していくべきでしょう。
ロボットを導入することで、人材の門戸が大きく開き、雇用のパラダイムシフトを実現できたり、より生産性の優れた業務推進が図れたり、そういったことを私達は目指しながらこれからの社会に寄与できたらと思います。



目指すべきロボット導入の未来



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例えば、飲食事業の現場にロボットを導入することで、1人のスタッフが運搬できる量は格段に向上します。これによって重たいものを持ち運べないような人でもホール業務が行えるので雇用の条件は格段に広がります。
さらに、スタッフのタスクに余裕ができることで、生産性を向上するための業務にシフトすることが可能になります。
まさに「働き方」を足元から転換できる仕組みとなりますし、ダイバーシティやバリアフリーの推進にも寄与します。



私が昨年に策定した、「超高齢化社会と労働人口の減少のなかで、ヒトとロボットが協力し、安心・安全かつ豊かで便利な社会を実現する。」という未来が、【喫緊の課題を解決しつつ、未来の実現のために活動する】ということであり、この指針は今年も変わらず持ち続けたいと思います。



ぜひロボットで実現するデジタル化やDXのご相談ください



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ここまでお読み頂き有難うございます。
 



本記事を最後までお読みくださった方の中には、既にロボットのご活用にご興味があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。



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