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ロボットの役割について様々な視点から考えてみる


こんにちは、マネージャーの那須です。



2月も後半に入り、春ももう間近という季節になってきました。そろそろ花粉症に悩まされる方も増えてくることかと思いますが、お体にはご自愛ください。幸いなことに私は花粉症はなく、またLanky Porterも花粉症にはならないので、ロボット共々二人とも元気に働いています。



さて、今回は配膳ロボットのお話だけではなく、ロボット全般の役割についていろんな角度から考えてみたいと思います。ロボットの役割や購入に関して、あまりこういった切り口でのお話は無いかと思いますが、少しでも何かを感じていただければ幸いです。



目次



  1. はじめて個人でロボットを購入したいと感じた出来事
  2. BtoCロボットの役割
  3. BtoBロボットの役割
  4. マッチングする事の必要性


 



はじめて個人でロボットを購入したいと感じた出来事



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2022年現在、多種多様なAIロボットが販売されています。例えば、BtoC領域においては自宅でペットの様に可愛がるロボット、お話を楽しむロボット、BtoB領域では案内ロボットや配膳ロボット、運搬ロボットなど、技術の進歩に伴い、その種類も多彩になってきました。



そんな世間一般の流れとは対照的に、私自身はこれまでBtoCのロボットを購入しようと思ったことがありませんでした。しかし先日、実家に帰った際にロボットの購入を考えるきっかけとなった出来事がありました。



実家では少し前に飼っていた猫が亡くなってしまいました。母親は一人暮らしで高齢なため、新たにペットを飼うというわけにもいかず、長年連れ添った猫の代わりにペット似た置物で気を紛らわせていたのです。それであれば、話し相手になったり懐いてくれたりする、ロボットでもいいのでは?と思い購入を検討し始めました。



BtoCロボットの役割



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自分の欲求と合致しないBtoCロボットに対して、私はこれまで全く興味がありませんでした。しかし、身近にペット型ロボットの必要性を感じた今回の出来事を通して、BtoCロボットの役割を初めて理解しました。



これがメーカーの考える用途なのかはわかりません。ですが、ペット型ロボットやお喋りロボットには、犬や猫と同じようにペットならではの可愛らしさや愛らしさのようなものがあり、ロボットの存在が人の心のサポートをしてくれる、家族に近しい形にまで変化していると感じました。



これは日々、Lanky Porterに接し、ロボットと親しみのある私の考えではありますが、BtoCロボットが担う最も大切な役割は人の心を埋めるような感情面でのサポートなのではないでしょうか。



以前、とあるペットロボットが購入できないほど人気を博していました。購入動機は様々あるかとは思いますが、前述の通り、多彩な人の感情へのマッチングこそが人気の要因だったのではと思います。



BtoBロボットの役割



佐藤 健斗_2021-09-03_17-59-02_934



個人の感情や欲求を満たすBtoCロボットとは異なり、BtoBのロボットでは顧客のビジネスに何らかの利益をもたらす事が要求されます。案内や運搬などがよくある例で、作業の一部を任せる事で企業が持つ課題に貢献する力が必要です。更にその力があったとしても価格面や費用対効果などの論理的な導入理由が求められるため、BtoCのロボットほど簡単に購入という形にはならないでしょう。日本市場においては、新しい製品であればあるほど、事例がない中でも安全性能や費用対効果を最重要視する傾向があり、こういった理由からも日本でのロボット浸透が遅れているのかもしれませんね。



また、業種業態や作業などの切り分けで大まかに汎用性のあるロボットの提供はできたとしても、実際には現場ごとに活用や運用方法は異なり、またロボットに合わせて仕事のやり方を変える必要があるため、こうした点からも導入障壁は高くなっていると考えられます。



つまりBtoBロボットは一つや二つの作業ができるだけでなく、費用対効果や現場への浸透のしやすさなどの役割も担うことが求められています。
最近では、徐々に配膳ロボットの浸透も散見されつつありますが、日本の飲食店数から鑑みると、まだまだ導入企業は少ないのが現状です。様々な役割をクリアできていても、販売側からの情報発信の不足や、更に必要な役割があるのかもしれません。



マッチングする事の必要性



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BtoBにおいて、ロボットの浸透が進んでいるようであまり加速していないと感じるのは、多くの企業が持つ需要に対しての解決策にロボットがなりきれていない事が要因であり、お店の作りやオペレーションにマッチングしていないことが多々あるのも課題だと考えられます。



案内ロボットなども同様で、実務に寄った配膳ロボットと比べて、汎用性の高い案内ロボットだからこそ、ニーズが難しく、各現場への適用難度が高いことから、必要性や緊急性を感じていない企業がほとんどでした。
(実は最近再度加熱してきており、案内ロボットの問い合わせを受ける事も多くなってきています。)



もちろん機運やタイミングなどによって影響されることもありますが、多くの企業課題とマッチングするロボットというのはとても難しく、やはり企業側の変化が必須であり、双方向でのマッチングを行う事が企業課題解決に向けた近道なのではないでしょうか。



その点、BtoCロボットのマッチングは非常に分かり易く、決裁者=購入者の1人であることも、より購入ハードルが低いと言えるかもしれませんね。



表現が正しいかはわかりませんが、CもBもそれぞれに多角的な役割を持っており、ロボットの購入を検討している方は、メリットだけでなく、活用方法や浸透へのハードルなど、多角的に考えて検討してみると、また違った見え方ができて面白いのではないでしょうか。



 

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