去年巷では『愛の不時着』が大人気でしたが、韓国の名作はロマンスだけではありません！今回はおすすめの韓国サスペンス＆ホラー映画を『家族愛』をテーマに４作品ご紹介します。
普段はホラー、サスペンスは怖くて見れない方でも、指の隙間から挑戦してください！
韓国サスペンス、ホラーについて
韓国の映像作品と言われると、『愛の不時着』や『トッケビ～君がくれた愛しい日々～』といったラブロマンスをイメージされるかもしれませんが、韓国のサスペンス、ホラー映画も高い評価を受けています。
2019年には『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭最高賞やアカデミー賞を受賞したことは記憶に新しいですね。
韓国サスペンス、ホラーには工夫を凝らした怖がらせ方や撮影技法が卓越している作品が多く、サスペンス、ホラー好きも唸るジャンルです。
【哭声/コクソン】
≪監督≫ナ・ホンジン
≪キャスト≫ クァク・ドウォン ファン・ジョンミン 國村隼 チョン・ウヒ キム・ファニ
〈あらすじ〉
平和な田舎の村、谷城（コクソン）で村人が自身の家族を惨殺する事件が多発する。犯人に共通するのは謎の発疹。村では最近住み着いた謎の日本人のせいだと噂が流れる。村の警察官である主人公ジョングは捜査を始めるが、ある日娘ヒョジンにも同じ発疹を見つけてしまう…。
〈映画見どころ〉
主人公ジョングはビビりがちな冴えないおじさんですが、娘ヒョジンを守るため、勇気をふり絞って事件を追います。家族のために頑張るお父さんの姿が一番の見どころです。
謎の日本人として國村隼さんが起用されたことでも話題になった映画ですが、彼の演技がとにかく怖い！物語中盤で彼と祈祷師が呪術の掛け合いを繰り広げるシーンは壮絶の一言です。
ラストシーンで主人公は大きな決断を迫られるのですが、視聴後皆さんも自分ならどうするか考えてみてください。
【箪笥】
《監督》 キム・ジウン
《キャスト》 イム・スジョン ムン・グニョン ヨム・ジョンア キム・ガプス
〈あらすじ〉
美人姉妹のスミとスヨンは父親とその再婚相手と暮らすため、ソウル郊外の家にやってくる。しかし姉妹と継母ウンジュはお互いを良く思っていなかった。
一家が暮らし始めてから、家の中では怪奇現象が多発するようになった。疲弊し歪んでいく一家。スミは怪奇現象の原因は家にある箪笥だと思い、父ムヒョンに箪笥を捨てるよう頼むが、父はなぜか何も手を打たない。
破滅へと進んでい中で、一家に隠された秘密が明らかになる。
〈映画見どころ〉
なんといっても退廃的な映像美が見どころです。
物語の最後に一家に隠された秘密が明らかになることで、それまでの伏線が一気に回収される事で、途中に感じた違和感が解消されるのは快感ですらあります。最後まで見終わった後、また冒頭から再生したくなる作品です。
【オールド・ボーイ】
≪監督≫パク・チャヌク
≪キャスト≫ チェ・ミンシク, ユ・ジテ, カン・ヘジョン
〈あらすじ〉
平凡な男性オ・デスは、突然誘拐され、15年も監禁されてしまった。解放され外に出てみると、自分は妻殺しの犯人に仕立て上げられ、娘は行方不明になっていた。なぜ自分は15年もの間とらわれたのか、妻は誰に殺されたのか、娘は今も無事なのか。謎を解くためオ・デスは奔走する。
〈映画見どころ〉
主人公オ・デスのハードボイルドさが魅力です。良い意味で泥臭いアクションを堪能できます。謎が解明されると同時に次の謎が現れるストーリーはサスペンス好きなら夢中になること間違いありません。日本の漫画が原作となっており、一部に漫画的演出があるのも面白いポイントです。
【哀しき獣】
≪監督≫ナ・ホンジン
≪キャスト≫ ハ・ジョンウ キム・ユンソク チョ・ソンハ
〈あらすじ〉
中国、ロシア、北朝鮮に国境を接する延辺（えんぺん）朝鮮族自治州に住むグナムは生活に困窮していた。彼の妻は韓国本土に出稼ぎに行ったきり連絡がつかない。ある日彼は借金の肩代わりに殺し屋として雇われる。妻に会えるかもしれないという期待とともに、グナムは韓国本土に密航し、標的に接触する。お尋ね者となったグナムは雇い主からも切り捨てられ、警察とマフィア両方に追われることとなる。グナムは逃亡を続けながらも自分が巻き込まれた事件を解明しようとする。
〈映画見どころ〉
息の苦しくなるようなサスペンスです。アクションシーンにも力が入っていて、ど派手なカーアクションや登場するマフィアのボスのワイルドな演技は必見です。題名の「哀しき獣」がの表す、哀しく、無常感のあるラストシーンの余韻にぜひ浸ってください。
まとめ
韓国サスペンス＆ホラー映画は、洋画、邦画とも違うアプローチで観客の心情に訴えかけてきます。
今回ご紹介した4作品も、最後までハラハラドキドキさせてくれる作品ばかり。
ロマンスに飽きてきた方やホラー映画マニアの方はぜひ挑戦してみてください。
ただしどの映画も超過激なので心の準備はしっかりと！
大谷翔平・野球ニュース