posted by しゅん
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堀田歩希 (Willbe Clinic 総院長)
が監修しています
監修 ウィルビークリニック
Willbe Clinic 総院長 堀田歩希さん
慶應義塾大学医学部卒業。
慶應義塾大学病院の皮膚科、大手美容皮膚科で経験を積み、2021年にWillbe Clinicを銀座に開院。2024年4月現在では新宿、立川にも医院を構え、都内に3院を展開。
美肌治療、医療ダイエットなどに主に注力し、一人一人に向き合ったオーダーメイドの美容医療を提供している。
日本レーザー医学会会員。
HIFUとは
HIFUは、High Intensity Focused Ultrasoundの略称で、日本語訳で 「高密度焦点式超音波治療法」と言われる治療法です。
近年、美容皮膚科領域で多くこの技術が取り入れられ、専用のマシンを使用し顔や顎下の筋膜層の近くに熱を与えることで肌のタイトニングやリフトアップ効果を得られるとして人気の美容治療となっています。
肌の表面からの照射のみで治療が行え、肌表面ダメージを加えないことから、ダウンタイムがなく、効果も3〜6ヶ月程度と長いため、手軽に行えることも大きなメリットです。
HIFUの効果機序
一般的に、HIFUマシンを使っての治療では、熱を加えたい皮膚からの深さを狙って、専用のカートリッジを使用して照射します。
リフトアップやたるみのタイトニングを目的とする場合は、主にSMAS筋膜の近くに熱を加えていきます。すると、一時的に熱でダメージを加えられた箇所が炎症を起こし、0〜48時間の間に凝固炎症という状態になります。
その後、組織を修復するためにコラーゲンやエラスチンなどの弾力組織を分泌し始めます。それが2日〜6週後の増殖期です。
施術から3週〜1ヶ月後には、組織が再構築され、肌の弾力やハリ、つやとして表れてきます。
効果を最大化するためのポイント
HIFU施術は肌の表面から、肌の内部にアプローチするため、目で見えない分、効果を十分に発揮するためにはいくつかポイントを押さえた施術をしていく必要があります。
クリニックの施術者側の視点では下記のような要領で効果的な施術を行っています。
1.細かい間隔で照射する
照射する間隔は、広すぎても狭すぎてもよくなく、適当な場所にある程度細かく打っていく必要があります。各HIFUマシンのメーカーごとに推奨のショット数があり、最低でもその回数は打たなければ本来の効果の実感はしにくいでしょう。
2.効かせたい層の深さに合わせたカートリッジ
HIFUは主にSMAS筋膜という顔では表皮上部から約4.5mmの深さに熱を加えていきますが、同じ顔の中でも細かく部位ごとに微妙にその深さは違ってきます。また、SMAS筋膜だけではなく、それよりも上層の深さも同時にタイトニングすることでよりリフトアップ効果が出やすかったり、効果が持続しやすかったりします。その狙いに合わせて、照射カートリッジを使い分け、狙った層に熱を適切に加えていきます。
3.お悩みや顔の特徴に合わせた照射
同じたるみの悩みでも、顔の肉が多くて弛んでいるタイプや、顔が痩せて皮膚が余って弛んでるタイプなど、原因がさまざま。また、脂肪が多いタイプの人もいれば、骨ばって頬が窪んで見えてしまうのを悩んでいる人もいます。
HIFUでは、打ち方によっては頬のくぼみをより悪化させてしまうことなどもあるため、顔の状態や悩みに合わせた照射方法や打つ場所を変えることで、一人一人の効果満足度が変わってきます。
これらのポイントは全て、施術者に依存することとなります。だからこそ、施術を受ける際にはそういったポイントを踏まえて使用マシンやクリニックを選びたいところ。
HIFUマシン「ウルトラフォーマーMPT」とは?
韓国製HIFUマシン。ウルトラフォーマーシリーズの最新機種が「ウルトラフォーマーMPT」です。
第一の特徴が、カートリッジの種類が豊富さ。2.5mm、3.0mm、4.5mmの3層の深さにアプローチし、線状照射、点状照射などの照射方法の使い分けや、脂肪溶解(リニア)など目的に応じたモード変更が可能なため、より幅広い施術が可能となっています。顔のタイプや改善したい悩みなどに応じ、幅広く対応できるようになっています。
また、従来機種と比較して、照射のスピードが速くなったことで、照射の際の不快感の軽減などにもつながっています。
さらに、一般的なHIFUマシンが得意とする、筋膜近くの深さにアプローチすることによる肌のタイトニングの効果はもちろんのこと、皮膚の薄い目もとの小じわの改善や、頬などの表皮付近の肌質改善効果まで行えるため、リフトアップ&肌質改善効果を一度の施術で狙えるのも大きな魅力です。
ウィルビークリニックでウルトラフォーマーMPTを体験
ウルトラフォーマーMPTを使ったHIFU治療を、ウィルビークリニック銀座院で体験してみました。
ウィルビークリニックでは、メーカー推奨のショット数よりも多い回数で、細かい間隔で照射しているとのこと。私は他院でも何度かHIFU施術を経験していますが、確かに細かい。
HIFUは一般的には2〜3週間後から効果が現れると言われていますが、今回は直後からも早速変化が。
2ヶ月後
全顔を施術し、2ヶ月後の状態です。
一番わかりやすいのが、顎下のお肉が減ったこと。
二重顎の解消がたった一回で実現でき、まるで顎下脂肪吸引したかの如き変化です。
さらに、フェイスラインもくっきりして、頬のたるみによる顎のラインの緩みが改善されました。
頬のゴルゴ線も軽減しています。
写真ではわかりにくいのですが、肌のハリや、特に目元の小じわの改善も実感できました。
自分でも気が付かず、写真を見て自覚できた変化としては、人中の短縮です。
施術前と比べると少し鼻の下の距離が短くなっています。
HIFUでもたった一回で大きな変化
美容皮膚科系治療の中でも特に人気が高いHIFU。ですが、劇的な変化があるというよりも、さりげない変化で続けていくことでのたるみ予防効果の方を期待している方が多いのではないでしょうか。
しかし、今回ウィルビークリニックで受けたウルトラフォーマーMPTによるHIFU治療は、脂肪吸引や糸リフト治療をやった後に近いくらいの変化を一度で実感することができました。
照射治療だけでこんなにも改善できるのは本当に嬉しい!
今回体験してみて、同じ値段、同じマシン、だったとしても、施術の仕方で効果の出方が変わることを実感できました。
皆さんもHIFU治療をご検討の際は、ぜひ参考にしてみてください。
取材協力
ウィルビークリニック 銀座本院
〒104-0061
東京都中央区銀座1-6-11 土志田ビル6階
監修者紹介
Willbe Clinic 総院長 堀田歩希