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【2019年版】保湿力が凄すぎる! 厳選セラミドコスメ べスト5 (乾燥性敏感肌向け)








乾燥肌の頼もしいパートナー「セラミド」コスメ



肌のバリア機能を担う構造の一部である、細胞間脂質。その細胞間脂質の成分のうち約4割程度を占めているのがセラミドという成分です。

細胞間脂質とは、水分を抱え込む形で角質細胞同士の隙間を埋めているもので、それによって角質細胞の隙間から受ける外的刺激によるダメージを防いでいます。



乾燥肌は、肌の表面が乾燥していて角質細胞の隙間ができてしまっている状態です。そこで、肌にもともとある成分に近いコスメで保湿することで、肌ダメージを防ぎバリア機能の回復を促す、その代表的なコスメの一つがセラミドコスメです。




コスメ成分としてのセラミドは1種類ではない



一口にセラミドといえども、その種類は実は一つではありません。現在化粧品の成分表示として記載できるセラミドは、7種あります。



しかし、よく広告の謳い文句で目にする「植物セラミド」「発酵セラミド」「セラミドケア成分」といった成分は実は成分名ではなく、性質や由来などセラミドに何らかの関連性のある保湿成分が含まれていることは意味していますが、細胞間脂質に含まれているセラミドとは全く別物です。




本当の意味でセラミドコスメと言えるものは「ヒト型セラミド」を使用しているものだけ



私たち、ヒトの肌にもともとあるセラミドと同じ種類のものは、「ヒト型セラミド」と分類されるもので、ヒト型セラミドとして認識されているものは現在、大分類で12種類あり、さらに細かい分類をすれば300種類以上もあると言われています。



そんなヒト型セラミドですが、コスメに表示する場合は、下記のような成分名になります。


【化粧品成分表示】

(改正名称)

・セラミドEOP

・セラミドNG(またはNS)

・セラミドNP

・セラミドEOH

・セラミドAG(またはAS)

・セラミドAP

・セラミドEOS



(旧称)

・セラミド1

・セラミド2

・セラミド3

・セラミド4

・セラミド5

・セラミド6Ⅱ

・セラミド9



【医薬部外品表示名称】

・N-フィトスフィンゴシン

・N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン

・N-ステアロイルフィトスフィンゴシン

・N-2-ヒドロキシステアロイルフィトスフィンゴシン






ヒト型セラミドじゃないのに、「セラミド」と謳った商品もある



「植物セラミド」とか「馬セラミド」、「セラミドケア」等を謳い文句にした化粧品がありますが、「〇〇セラミド配合」と広告には書いてあるのに成分表示を見ると上記の様なヒト型セラミドがどこにも書かれていない、という場合があります。この様なコスメは、セラミドもしくはセラミドに近いものではあるけれども、ヒトの肌にもともとあるセラミドとは違う成分を使っています。



ただ、だからと言って意味がないものというものではなく、このような「セラミド様成分」も、セラミドの働きを助けたり、保湿効果が高かったりするので、選ぶ際のポイントにはなります。









今回は、人の肌に近い成分で乾燥肌を保湿しバリア機能を補うことが目的なので、上記にあるようなヒト型セラミドの成分が配合されたコスメに限定してご紹介します。








2019年現在、セラミドコスメマニアが選ぶ、究極のセラミドコスメ



ヒト型セラミドが使われているコスメはかなりの種類出ておりますが、私が今まで色々と試してきたもののうち、特にオススメしたいものを厳選してみました。

ご紹介するものは全て、乾燥肌の私が、このうちどれか一つは必ずいつも使っている、というものです。肌荒れしやすい、かさついたり粉が吹いたりしやすい、乾燥毛穴が気になる、という方向けになります。






ナチュセラシリーズ(ナチュセラ)



セラミドをこれでもか! というほど配合した、セラミドにうるさい開発者が作り込んだコスメ。7種類のヒト型セラミドのほか、マルチセラミド(カプロオイルスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン)を配合して、より素肌に近い保湿性を作っています。

こちらに使用しているヒト型セラミドは、「天然ヒト型セラミド」と言って、天然の素材から作られたセラミドで、ヒトのセラミドとほぼ同じ分子構造を持ち純度90%という高純度のヒト型セラミドです。つまり、よりヒトの肌への相性が良く、馴染みやすいということになります。

公式サイト内にあるセラミドに関するコラムがマニアックで面白いです。セラミドについて詳しく知りたい方には、ここが一番わかりやすくて詳しいので興味のある方は読んでみてください。


■ナチュセラ極 30ml 12,000円(税別)





天然ヒト型セラミド(※1)溶液 10%、天然マルチセラミド溶液(※2)10%というまさに究極の濃度でセラミドを配合した、もうこれの他にはないというダントツでセラミド配合量の多いコスメです。

とにかくセラミドを使いたい、セラミドそのものの恵みを得たい!という方にはうってつけのコスメです。かなり高品質な原料と配合濃度にしろ、12,000円という価格は見間違いではないのかというくらいの価格です。他社が絶対に真似したくても真似できない処方になっているので、全ての配合成分の配合割合を明示していることからも、その自信のほどが伺えます。

パッケージのシンプルさからは想像できないほどのスゴイコスメなので、何の偏見も持たずまずは使ってみて欲しいと思います。

肌へのなじみが素早すぎて、顔につける前に手にとった分がどんどん浸透してしまい手のひらがプルプルになってしまいます。なので、これはあくまで私の使い方ですが、あらかじめ化粧水などに数滴混ぜておいた方が無駄なくお肌に届けられる気がします。



※1:麹菌による発酵物の粕から抽出されたヒト型セラミド。セラミドNP、EOSなどを含む。保湿剤

※2:ヒト型セラミドEOP、NS、NP、AP、EOSと、非ヒト型のセラミドに近い物質2種類を含む。保湿剤


■ナチュセラクリーム 30g ¥8,300(税別)


「天然ヒト型セラミド」を使用しているナチュセラクリームは、肌の調子がいい時に使うとちょっと重い印象なのですが、肌の調子が悪い時に使うと、ジュッと音が出そうなくらいに肌に吸い込まれていくような感覚で馴染みます。そのくらい、塗ったらすぐ肌になるようなクリームです。

常にモニターからの意見を取り入れて内容の改善を繰り返しているようで、2019年9月現在でVer.6.2(ナチュセラクリーム)となっています。

敏感肌な上にニキビができやすいという友人にすすめたところ、今まで色々試してもピンとこなかったのにこれだけは本当に良かった! ということで、それ以来リピートしているそうです。

【配合セラミド(配合量が多い順)】

・セラミドNP

・セラミドAP

・セラミドEOS

・セラミドNS

・セラミドEOP

・セラミドAS

・セラミドNG


■ナチュセラライト 45g ¥8,300(税別)






ナチュセラクリームよりもライトな使い心地のオールインワンクリームです。ライトと言いながらも割とこってり感はあります。ナチュセラ クリームよりも少し滑らかな感触です。



どちらかといえばこちらの方がクリーミーです。使ったあと肌にツヤが出るので、化粧下地替わりに使うとファンデーションを使った後も程よくじゅんわり感が残ります。




【配合セラミド(配合量が多い順)】

セラミドNP

セラミドAP

セラミドNS

セラミドEOS

セラミドEOP




タカミローション0・Ⅰ・Ⅱ(TAKAMI)






乳液のような白いセラミド化粧水です。

タカミといえば青い瓶の美容液が有名ですが、実は化粧水も侮れません。

タカミローションにはセラミドAG・NP・NGの3種類が配合されており、タカミスキンピール(美容液)を使用した後に、このローションを使って角質に保湿成分を留まらせるアプローチで、乾燥肌でも潤ったまま角質ケアしてくれ、きれいな肌サイクルへと導きます。

もともとは1種類だけだったローションですが、テクスチャがライトなものと、しっとり感が強いものも増やしたため、ベースとなったものがⅠ、新たに作られたライトなものが0、重めのものがⅡという風に数字がついたそうです。





0は少し透け感のある白濁液で、一番つけごこちがさらっとしていまが、つけてすぐ肌にピトッと密着しますので、シャバシャバなテクスチャに反してしっとり感は抜群です。ちょっとテカりが気になるな、という日にちょうどいい保湿感です。

Iはゆるめの乳液のようなテクスチャで、ジェルのような伸びの良さがあり、肌の調子のいい時など、普段使いに良いです。

Ⅱはもうほとんど見た目が乳液で、果たして化粧”水”と言っていいのか疑問を感じるほどトロッとしています。いわゆるボディローションと言われるようなミルク状のローションに近い使い心地ですね。こちらは結構濃厚なので、乾燥が本当にひどい時にオススメです。


■タカミローション0・Ⅰ・Ⅱ(TAKAMI) 120mL 4,200円(税込)


【配合セラミド(配合量が多い順)】

・セラミドAG

・セラミドNP

・セラミドNG




muqna スキンケアシリーズ(東急ハンズオリジナル)






東急ハンズのプライベートブランドコスメです。余計なものを入れず、肌に必要な成分だけで、素肌本来の機能を取り戻すというコンセプトのもと、セラミドEOP、NP、APを配合し、さらにヒアルロン酸Naやプロテオグリカンなどの高分子で保湿性に優れた成分を組み合わせた商品です。

かなりシンプルな成分構成なので、敏感肌から乾燥肌、脂性肌と、様々な肌質に幅広く対応できます。

このシリーズは全てに上記の3成分(セラミド、ヒアルロン酸、プロテオグリカン)を配合していますが、特にオススメなのが、化粧水とクリームです。

化粧水はかなりシャバシャバで水のような感触ですが、肌がべたつかずにさりげなく潤うので、とてもつけごこちがいいです。クリームの方は、こっくりとしたコールドクリーム状なので、割とぬるつきは感じますが、その分肌を油分でしっかり覆えている感覚なので、乾燥がひどい時など夜につけておくと朝ピトッと肌に密着してピカピカの肌になります。

セラミドコスメにしてはかなりのプチプラなので、シリーズで揃えてもお財布に優しいです。


■muqna 化粧水しっとり/さっぱり(160ml)¥980(税別)





【配合セラミド(配合量が多い順)】

・セラミドEOP

・NP

・AP


■muqna 保湿クリーム(50g)¥1,380(税別)





【配合セラミド(配合量が多い順)】

・セラミドEOP

・セラミドNP

・セラミドAP




matsukiyo セラミド化粧水500mL







こちらはマツモトキヨシのオリジナルコスメのセラミド化粧水。ご紹介しているものの中ではダントツの安さです。しかも500mLの大容量! こちらも間違いなくヒト型セラミド配合です。

とても伸びがよく、さらっとしているのにすぐに肌にピタッと密着してくれるので、広い範囲にさっとなじませることができます。出した瞬間は水っぽく感じますが手からこぼれにくい絶妙なとろみ感で使いやすいです。コメ発酵液なども入っているので、吸い付く様なもっちりとした肌になります。


お風呂上がりなどに全身にたっぷり使うのが一番おすすめの使い方ですが、もちろん顔につけても水っぽさを感じないほどしっとり潤います。

このお値段と容量でセラミドコスメとなればかなりのハイコストパフォーマンスアイテムです。


■matsukiyo セラミド化粧水500mL 398円(税込)


【配合セラミド(配合量が多い順)】

・セラミドNP

・セラミドAP

・セラミドEOP




モイスチャライジングセラム(エトヴォス)






ヒト型セラミドが5種類と、マルチセラミド(フィトスフィンゴシン)が配合された、高保湿美容液。ヒアルロン酸をはじめとした水性成分と、ホホバオイルやシアバターなどの油性成分をバランスよく配合。オーガニックコスメブランドらしく植物由来成分なども配合し、自然のチカラを感じながら保湿もしっかりしてくれる、気分的にも効果的にも満足感のある1本です。使った後は肌がモチっと指に吸い付くような手触りになります。お化粧ノリも良くなるので、朝使うのに最適です。

この記事でご紹介したものの中では、一番テクスチャがよく、万人ウケしそうな使い心地です。プッシュノズル式なので、常に清潔な状態で少量ずつ使えるため、使い勝手がいいです。


■モイスチャライジングセラム(エトヴォス) 30ml ¥4,320(税込)


【配合セラミド(配合量が多い順)】

セラミドEOP

セラミドNS

セラミドNP

セラミドAG

セラミドAP


エトヴォスのモイスチャライジングセラムを含む、モイスチャーラインが、お試しサイズで試せるお得なキットがあります。私はこちらで試したのですが、10日間分ですので、しっかり実感できると思います。




セラミドコスメでトラブル知らずの肌へ



乾燥しやすい敏感なお肌を守ってくれるセラミドコスメ。私もとにかく乾燥しやすくこなを吹きやすい肌なので、紫外線や冷房などのダメージが不安になってしまいますが、セラミドコスメのおかげで大きなトラブルなく夏を過ごせました。

ぜひ似たお悩みをお持ちの方には、この中からぴったりのものが見つかるといいなと思います。もし使ってみて感想や疑問などあればコメントくださいね。


<参考サイト>

●化粧品成分オンライン

https://cosmetic-ingredients.org/barrier-repair/ceramide/



●ナチュセラ

https://www.natyucera.jp/


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