体の耕し方の心得
①もむ、つまむ、押す、ねじる、たたく、ひっぱる、撫でる、流すなど様々なテクニックで軽い刺激を与えると、体にたまった老廃物が体外に出やすくなります。
②さわって痛いところが、こっている部位です。
女性は特にワキの下などをさわると、痛みを感じることが多いようです。
痛みを感じる部位を優しくほぐすことで、血流が良くなります。
③やり過ぎは逆効果になります。
力いっぱいもんだりつまんだり押したりすると、あざになってしまうことがあります。
リンパにそって優しく流すのが基本です。
④一度に全身のケアは無理なので、1日に1部位でもいいのでケアをするようにして1週間で全身が整うようにしましょう。
⑤何もつけずにおこなうと肌を傷めるので、乳液や好みのマッサージオイルを用いておこなうと、リラックス効果が得られます。
⑥水分補給は大事です。
マッサージをする前とした後にコップ1杯のお白湯を飲むと、老廃物が排出しやすくなります。
肌つまみで5大タルミを解消
①二重あごの解消
フェイスラインがすっきりするとだんぜん若々しく見えます。
二重あごの原因は顔の下半分に脂肪がついてくるからですが、下半分に軽い刺激を与えることでシャープなラインに近づきます。
つまむ部分は口の下のあごの真ん中あたりと、両方のエラ骨からあごにかけてです。
顔はデリケートな部分なので、軽くつまむようにして強く引っぱるのはやめましょう。
②二の腕のタルミの解消
二の腕のタルミは腕や脇、肩とも関係があります。
・肩は、首の付け根から肩山のちょうど真ん中あたりを親指と人差し指で軽くつまみます。
・ワキは、中央部分を親指と人差し指で軽くつまみ、引っぱって元に戻します。
・二の腕は、腕の内側を親指と小指以外の3本の指で軽くつまみ、ひじの上から脇に向かってリンパを流すようにつまんでいきます。
③ウエストまわりのモタツキの解消
お腹まわりを両手の親指と人差し指でつまみ、ゆっくりとひっぱり元に戻します。
次に、両手をお尻の横にあてて、お肉を上に持ち上げて集めた左右の肉をお腹に集めます。
集めた肉をおへその下に流すイメージでそけい部にかけて流します。
④太もものタルミ解消
ひざ裏から太ももの付け根まで、両手で軽くつまみ上げます。
太ももの内側は老廃物がたまりやすい部位です。
つまんだあとは、手をグーの形にしてそけい部に向けてこすり上げるとリンパの流れが良くなります。
そけい部は、手をグーの形にしてビキニラインに沿ってこすり下ろして、たまった老廃物を流しておきましょう。
⑤ふくらはぎのむくみ解消
心臓から遠く、一番むくみやすいのがふくらはぎです。
ひざ下から足首あたりまでを、親指と人差し指でつまんでいきます。
ひざ裏のリンパの流れは滞りやすいので、両手の指の親指をひざの裏にあてもみほぐします。
痛いところやかたいところは詰まっている可能性があるので、ていねいにケアしましょう。
①~⑤までの各部位を3分ずつ合計15分間を目標に体を耕しましょう。
体を引っぱって伸ばすストレッチ
①背伸びのポーズ
両足をそろえてまっすぐに立ち胸の前で合掌します。
手のひらを合わせたまま頭上に手を上げます。
息を吐きながら全身を一直線に伸ばします。
②ねじりのポーズ
安楽座に座り(安楽座の組み方は、かかとを股関節に引き寄せ、その前に反対側の足のかかとを引き寄せます。あぐらでも大丈夫です)
両手は膝の上に置き、骨盤を立てて腰を安定させます。
左手を後ろに置き、右手を左ひざにのせて上体を左側にねじります。
反対側も同じようにおこないます。
③背そらしのポーズ
うつ伏せに寝て足を腰幅に開きます。
手は足の方に伸ばし、手のひらは上に向けます。
息を吸いながらあご、胸、両腕、を持ち上げ。余裕があれば足先が床につかないように持ち上げます。
スキマ時間にハンドプッシュで血流をよくする
手は年齢が出やすいところです。
スキマ時間を使って1日に1回ケアをする習慣をつけると血流が良くなり、すでにできてしまった小さなシミやクスミを改善することができます。
①片方の指を親指と人差し指で1本ずつつかみ、つけ根から爪の先に向けてクルクルとらせんを描くようにマッサージしていき、爪の両サイドをグッと抑えておきます。
②次に親指と人差し指の間を気持ちいい強さで押します。
③それぞれの指の間も軽く押しておきます。
④手のひらを広げて、もう一方の手のひらで圧をかけながら指先に向かってすべらせていきます。
⑤手の甲側も同様におこないます。
まとめ
自分の手で体に触れてみると、痛いところやかたいところがありますが、HANANO の場合は、ワキからウエストにかけてのサイドラインの痛みとふくらはぎのかたさが気になっていました。
その部分を優しくもんだり撫でたりすると、体がフカフカの土のようになりました。
エステもいいですが、自分の体に向き合うことも大事ですね。