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【鍼灸師に聞いた】顔のむくみをスッキリさせるリンパマッサージのコツ








顔のむくみを解消するリンパマッサージの方法




顔のむくみを解消しようとすると、どうしても真っ先に顔のマッサージを行ってしまいそうですが、まず最初に流すべき所は鎖骨周辺。

というのも、顔のリンパは顔の中心からこめかみ、耳の前と首を通って最終的に首と胸の所から静脈に流れていくのですが、首や胸の部分がむくんで緊張しているとこのリンパの終点部分にある静脈の血流が悪く、上手くリンパが流れていかなくなってしまうから。

言ってみればリンパの出口が通りにくいために渋滞を起こしている状態。渋滞を後ろから押しても、前がつまっていたら流れていかないですよね。

だから、一番最初にマッサージするのは渋滞の終着点である、鎖骨周辺側のリンパ。渋滞を前の方から解消して、全体の流れをスムーズにしましょう。




まずは鎖骨周辺のリンパを流す




人差し指と中指の間に鎖骨を挟むようにして、首側から肩側に流す

まず初めに、図のように人差し指と中指の間に鎖骨を挟むようにして、首側から肩の方向にリンパを流していきます。

リンパマッサージは筋肉にアプローチするものではないので、あまり強く押す必要はありません。なでるようなイメージで、左右10~15回ほど繰り返し流していきましょう。







鎖骨の下を4本の指で外側に流す




次に、鎖骨の下側に4本の指を添わせるようなイメージで、先ほどと同様、首側(胸の中心側)から肩の方に向かってリンパを流します。この時もやはりなでるようなイメージで左右10~15回ほど繰り返しましょう。

このマッサージを行う事で、詰まりやすい肩周辺のリンパの流れを改善し、顔のむくみも解消しやすくなります。







顔のマッサージは中央から外へ、上から下へを基本に




肩周辺のリンパを流したら、顔のマッサージを行っていきます。

基本的な流れとしては、顔の中心部分から外側に向けて流し、こめかみ辺りから首の方に向けてリンパを流すように行います。

肩の時と同じように、なでるようなイメージで10~15回程度、それぞれの部位でマッサージを行って下さい。







目の下はリンパの行き止まり! 目元だけは逆方向に流して




注意が必要なのは、目元のマッサージ。ここは目尻の下がリンパの行き止まりになっているので、行き止まりから逆方向に流して、目の上を通して外に流していきます。







首も忘れずリンパマッサージ




忘れがちなのが首の正面側。

上を向いて顎の当たりから真下の方向に、なでるようなイメージで流していきましょう。







マッサージだけではなくて生活習慣にも気を付ける




顔のむくみをはじめ、カラダがむくみやすくなるのは東洋医学では「腎」の機能が上手く働いていない状態。

腎の機能が低下すると、体内の水分排出などが上手くいかなくなったり、便秘や下痢などお通じの不調につながってしまう事も。



腎の機能低下の主な原因はカラダの冷えですが、実は食べすぎ=糖分や塩分の取りすぎも、冷えの原因。

塩分や糖分を過剰に摂取すると、カラダは体内の塩分・糖分濃度を下げるために水分を多めに取り込むようになります。

水分が多くなるとカラダが冷えて腎の機能が弱まり、それにより水分の排出が弱まって……という悪循環に。

こうした状態を回避するためにも、適度な食事量を守る事が重要です。



また、冷えを解消するためにウォーキング運動を積極的に取り入れる事や、足裏からふくらはぎのセルフマッサージ、足首のストレッチを行う事も効果的で、直接むくみを解消しつつ冷えの解消にもつながるので、是非就寝前などに取り入れるようにして下さい。。




毎日のリンパマッサージでたるみの予防も




顔のむくみが日常化すると、むくみの重みでフェイスラインが徐々にたるんで行きます。

日々しっかりと顔のリンパを流してむくみを予防しておく事は、老け顔を防ぐためにも重要なことなのです。

毎日のケアをしっかりと行って、むくみやたるみの無いフェイスラインを手に入れましょう!


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