日差しが強くなり始める春。紫外線対策を始めようと、日焼け止めの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
日焼け止めはものによって紫外線カット効果や配合されている美容成分が異なるため、季節や肌質に合わせて適切に使い分けをしなければなりません。
そこで本記事では、春の日焼け止めを選ぶポイント、さらに筆者がおすすめしたい春用の日焼け止めを2つ紹介します。
春用の日焼け止め選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
春の紫外線について
地上に降り注ぐ紫外線量は、3月ごろから増加しはじめます。紫外線はUV-A波とUV-B波に分かれており、5月にはUV-A波の量がピークを迎えます。
UV-A波は、UV-B波に比べて波長が長く、肌の奥の真皮まで到達しコラーゲンやエラスチンなどを破壊して、たるみや大ジワなどのエイジングを引き起こすのが特徴です。
真皮にダメージを受けると回復まで5年以上かかるといわれているので、春はUV-A波をブロックする十分な対策が必要だといえるでしょう。
日焼け止めの選び方【春編】
地上に降り注ぐ紫外線量や肌質は季節によって都度変化していくので、日焼け止めは1年間同じものを使うのではなく、季節に合わせて適切に選ぶことが大切です。
春用の日焼け止めを選ぶ際は、次の3つのポイントで選びましょう。
PA値が高いものを選ぶ
春用の日焼け止めを選ぶ際は、パッケージのPA値が高いものを選びましょう。PAとは「Protection Grade of UVA」の略で、UV-A波をカットする効果を表しています。
PA値は、「PA+」~「PA++++」の4段階で示し、+の数が多いほどUV-Aカット効果が高くなるので、春は「PA+++」「PA++++」の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
春は夏に比べて室内で過ごす方が多く、紫外線カット力の強い日焼け止めは必要ないと思われがちですが、UV-A波は窓を突き抜けて室内に侵入します。
ですから、場所にかかわらず、PA値の高い日焼け止めを忘れずにつけることを心がけることが大切です。
低刺激なものを選ぶ
春に使う日焼け止めは、肌に負担がかかりにくい低刺激なものを選びましょう。
春は、冬からの急激な温度と湿度変化により肌が乾燥しやすく、バリア機能が低下します。さらに、花粉やほこりなどが舞い、肌に付着することで炎症が起こるなど敏感傾向に。
デリケートな肌状態では日焼け止めをつけることも刺激となる場合があるので、できる限り肌に優しいものを選ぶことが大切です。
例えば、紫外線吸収剤が入っていないノンケミカル処方の日焼け止めや、専用クレンジング不要でお湯と洗顔で落とせる日焼け止めなどは肌に負担が少なく使いやすいでしょう。
保湿力の高いものを選ぶ
上述の通り、春はバリア機能が低下して肌が乾燥しやすい時期なので、保湿力のある日焼け止めを選びましょう。
日焼け止めを購入する際は、パッケージを見て、高保湿成分のセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンが配合されているかチェックすることをおすすめします。
なかでもセラミドは肌の角層の細胞間脂質をサポートしバリア機能を高めてくれる効果があるため、敏感になりやすい春の肌のケアに適していますよ。
この時期おすすめ!筆者愛用の日焼け止め2種を紹介!
ここでは、筆者が現在愛用中の日焼け止めを2種類紹介します。春にどの日焼け止めを使えばいいか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ノエビア 薬用ブランプロテクター W
SPF50+・PA++++ 40g 13,200円(税込)
薬用ブランプロテクター Wは、日焼け止め効果が国内最大値で、しっかりと紫外線対策ができるアイテムです。そして、美白・シワ改善に有効な成分を配合した美容液でもあります。化粧下地としても使えますよ。
2022年11月にリニューアルをしており、旧タイプはパウダーが配合されていたため専用クレンジングが必要でしたが、薬用ブランプロテクター Wはパウダーフリーでお湯と洗顔で落とせる仕様となっています。デリケートな肌にも使いやすく、春向きのアイテムといえるでしょう。
また、グリチルリチン酸ジカリウム、ツボクサエキス(CICA)などの抗炎症成分が配合されていて、花粉などによる肌荒れや赤みを予防します。さらに、保湿力の高い6種類の植物エキスを加えて肌にうるおいを与え、バリア機能の強化が期待できます。
とてもみずみずしく、日焼け止め特有のべたつきやきしみがないので、毎日使いたくなる心地よさも魅力。春からの紫外線ケアにおすすめです!
レイセラ UVスティック スムース
SPF50+・PA++++ 3,850円(税込)
レイセラ UVスティック スムースは、2023年3月に新登場した日焼け止めアイテム。スティック型でくりだして肌に直接塗布できるので、手を汚さずに使えます。
紫外線カット力はSPF50+・PA++++と国内最大値で、ウォータープルーフなのに石鹸で落ちるので肌への負担を大幅に軽減。さらに、サラサラでべたつきが一切ない使用感にも驚きです!メイクの上から塗ってもヨレないのがうれしいですね。
保湿力のある14種類の植物エキス配合で、肌のバリア機能をサポートする効果も期待できますよ。
メイク前に使用する日焼け止めに「薬用ブランプロテクター W」、外出先や体用に使う日焼け止めに「レイセラ UVスティック スムース」が筆者おすすめの使い方です。
まとめ
3月から地上に降り注ぐ紫外線量は増え始め、とくに3~5月は、UV-A波をブロックする十分な対策が必要です。
春用の日焼け止めを選ぶ際は、「PA値が高い」「低刺激」「保湿力の高い」ものを選びましょう。
この時期に筆者愛用の日焼け止めとして「ノエビア 薬用ブランプロテクター W」「レイセラ UVスティック スムース」の2種類を紹介しました。春用の日焼け止め選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。