スキンケア業界の“流行り”を改めてマーク!
ファッションと同じく流行の移り変わりが激しいスキンケア業界。近年ではブランド名ではなく、特定のスキンケア成分が含有されているかどうかで購入を決める消費者が急増しています。
突如として現れる様々な肌悩みに的確に対処していくためにも、SNSで話題になっている流行りのスキンケア成分を初めて試してみる上でも、まずはそれぞれに備わっている特性の違いを把握しておくことが大切。
一生のお付き合いを目指して美容液やクリームを模索している方も、これからおさらいしていく8種類のスキンケア成分を参考にしてみてください。
1. ナイアシンアミド(ビタミンB3)
日本でもここ数年よく耳にするようになった「ナイアシンアミド(ビタミンB3)」は、敏感肌でも使うことができるほど低刺激でありながらも、みずみずしい潤いを巡らせながらエイジングに多角的に働きかけてくれる万能選手。
さらに皮脂分泌をコントロールする働きもあるため脂性肌や混合肌にも最適で、習慣的に取り入れることで肌本来に備わっているバリア機能を底上げすることができます。
こんな肌悩みにおすすめ
- 乾燥
- くすみ
- ニキビ
- ハリ不足
- 色素沈着
- 毛穴の開き
2. バクチオール
古来よりアーユルヴェーダや中国医学で活用されてきた、オランダビュ(バブチ)種子というマメ科の天然植物から抽出されている「バクチオール」は、日中も副反応を気にすることなく使うことができることから、レチノール(ビタミンA)の代替成分として人気急上昇。
パワフルな抗酸化作用を発揮するためエイジングの進行を抑えることができ、併用の禁忌成分がないのも大きな魅力です。
こんな肌悩みにおすすめ
- シワ
- ニキビ
- 色むら
- ハリ不足
- キメの乱れ
- ターンオーバーの乱れ
3. ドクダミ
アジア圏で古くから治療などに役立てられてきた薬草「ドクダミ」は、今や韓国のみならず欧米にも人気が広まり、炎症が起こりやすいデリケートな敏感肌にとってまさに救世主のような存在。
季節の変わり目や生理中の肌荒れの連鎖も、綺麗さっぱり断ち切ることができるはずです。
こんな肌悩みにおすすめ
- 赤み
- 乾燥
- ニキビ
- 毛穴の開き
- ターンオーバーの乱れ
4. パルミトイルトリペプチド-5
しなやかに引き締まった柔肌を約束してくれる「パルミトイルトリペプチド-5」は、加齢と共に減少するコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すことに特化しているのが特徴。笑いジワが定着しやすい目周りのお手入れにも最適です。
こんな肌悩みにおすすめ
- シワ
- 乾燥
- ハリ不足
- 色素沈着
- 毛穴のたるみ
5. CBD(カンナビジオール)
著名な海外セレブたちもこぞって取り入れているという「CBD(カンナビジオール)」は、WHO(世界保健機関)も安全性を認める大麻草の茎や種子から抽出された天然由来成分。
肌の炎症を鎮めながら皮脂分泌をコントロールしてくれたりと、美容面において大いに役立つだけではなく、体内に摂り入れることでストレスや月経痛を緩和しながら快眠へと導く効果などが期待できるため、数年前からウェルネス業界でも脚光を浴びています。
こんな肌悩みにおすすめ
- 赤み
- ニキビ
- キメの乱れ
- 毛穴の開き
- バリア機能の低下
6. コンブチャ
世界中のダイエッターたちが愛してやまないアジア発祥の発酵飲料「コンブチャ」は、エイジングサインの発生を抑制するプロバイオティクス(善玉菌)やポリフェノールなど、美肌づくりに貢献する栄養素が凝縮されているためスキンケア界からも引っ張りだこに。
継続して取り入れることで、肌本来に備わっているディフェンス力を最大限に引き出すことができます。
こんな肌悩みにおすすめ
- 乾燥
- シミ
- 赤み
- くすみ
- バリア機能の低下
7. マンデル酸
AHA(フルーツ酸)の一種でもあるアーモンド由来のピーリング成分「マンデル酸」は、分子構造が大きいため刺激を与えることなく肌深層へゆっくりと浸透しながら、古い角質を除去するのと同時に幅広い肌悩みに一気に応えてくれるのが特徴。
近年ではスキンケアのみならず、トラブルが起こりやすい頭皮のお手入れにも活用されています。
こんな肌悩みにおすすめ
- 乾燥
- シミ
- ニキビ
- 色素沈着
- ハリ不足
- 毛穴の開き
- ターンオーバーの乱れ
8. ポリグルタミン酸
免疫力を高めるスーパーフードとして古くから愛されている納豆由来の「ポリグルタミン酸」は、ヒアルロン酸を遥かに上回る保湿力が備わっているのが他にはない最大の魅力。
さらにヒアルロン酸と併用することで相乗効果が生まれ、枯渇していたはずの肌も瞬時に弾むような水光肌へと復活させることができます。
こんな肌悩みにおすすめ
- 乾燥
- シワ
- くすみ
- ハリ不足
- ターンオーバーの乱れ
いかがでしたか?
これまで一般消費者にはなじみのなかった化学用語も身近になり、スキンケア成分に強いこだわりを持つ美容賢者たちが急増している近年。
肌悩みは一定ではないからこそ、それぞれのスキンケア成分の特性を活かしながら的確に使い分けてみてください。