“ライスパワーNo.11”ってなに?
年齢肌だけでなく、乾燥肌、敏感肌に悩む方なら「セラミド化粧品がおすすめ」と言われたことがあるはず。セラミドは水分保持力にすぐれ、肌のうるおいをしっかりキープする美容成分です。
美容成分としてのセラミドは数種類がありますが、肌に本来あるセラミドと構造を似せて作られたヒト型セラミドは肌なじみがよく、エイジングケアにぴったりと言われます。
ですが、化粧品でセラミドを補っても「お肌が乾く」「毛穴の開き、肌のしぼみが目立つ」「小じわやたるみが気になる」と、乾燥やエイジングサインに悩む方も多いのではないでしょうか。
肌はすこやかになろうとする力を持っている
肌の一番上にある表皮は角層・顆粒層・有棘層・基底層の4層構造。基底層では日々、新しい細胞が生まれ、少しずつ形を変えながら肌の表面(角層)に上がってきます。
角層にたどりついた細胞は、アミノ酸等からなる天然保湿因子を含む角層細胞になり、最後は古い角質(死んだ細胞)として肌の外へ。これが、肌の生まれ変わりのサイクル・ターンオーバーです。
ターンオーバーがスムーズだと、すこやかな肌に必要な角層細胞が整然とならび、セラミドや脂肪酸などからできた細胞間脂質がすきまを埋めています。これは、肌のうるおいをしっかり守る保湿成分で肌が満たされ、さらに紫外線や外気の乾燥、ちりやほこりなどのダメージから肌を守るバリア機能が高い状態です。
ターンオーバーがスムーズで肌状態が整っていれば、表皮でのトラブルが原因の乾燥やエイジングサインは出にくいということ。ですが、20代で約28日だったターンオーバーは加齢に伴い滞り、30代では約40日、40代では約55日にもかかるようになります。
さらに、30代後半から40代にかけて、肌内部のセラミド量や、肌表面のうるおい保持にかかせない皮脂の分泌量がぐんっと低下。ますます、肌状態が悪化します。しかも、30代以降は仕事で責任のあるポジションを任されたり、結婚・出産といった転機があったりと、疲労やストレスなどによってターンオーバーがさらに滞ることも…。
セラミドを外側からせっせと補っても肌トラブルがおさまらないなら、セラミド化粧品では太刀打ちできないほどに美肌力が低下しているのかもしれません。そんなときにおすすめなのが、「皮膚水分保持能を改善する」有効成分ライスパワーNo.11なんです。
ライスパワーNo.11の効果
水分保持能とは、肌が本来持っているうるおいをたくわえる力のこと。ターンオーバーがスムーズで、自前のうるおい成分に満たされた肌は水分保持能が高い状態です。
皮膚水分保持能を改善するライスパワーNo.11は、勇心酒造が独自の発酵技術で生み出した美容成分です。年齢や紫外線の影響、ライフスタイルの変化などによって低下した水分保持能をUP。トラブルに悩まされない肌に導いてくれます。
しかも、その改善効果は国に認められており、水分保持能の改善成分としては日本で唯一の医薬部外品有効成分です。
保湿剤とは違うの?
化粧水、乳液、クリームなどの保湿剤は、塗ったときは肌にうるおいを与えてくれますが、肌が本来持つ水分を保持する力を改善してはくれません。そのため、肌状態が悪いと、どんなに保湿ケアを頑張っても乾燥を感じたり、エイジングサインに悩まされたりします。
ライスパワーNo.11は肌の奥(基底層)まで浸透して、肌がセラミドを生み出す力を高めてくれるので、肌を根本的に立て直す・肌が本来持つ力を引き出すことが可能です。
年齢を重ねるごとに水分保持能が衰えるからこそ、30代を過ぎたらライスパワーNo.11を毎日のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ライスパワーNo.11配合コスメの選び方
ライスパワーNo.11配合の化粧品は、数えるほどしかありません。どの商品も肌に負担になる成分は極力控えていますし、トライアル商品やミニサイズ、初回はお得価格などが設定されているケースがほとんど。
したがって、好みのテクスチャーか、肌に合うかは実際に商品を使って確認するとよいでしょう。なお、敏感肌の方はエタノールフリーを選ぶと○。本記事ではエタノールフリーのクリームを2つ紹介します。
おすすめアイテムはコレ
アトピスマイル クリーム
50g 4,950円(税込)
ライスパワーNo.11の生みの親でもある勇心酒造のボディケアブランド「アトピスマイル」。そのクリームにはライスパワーNo.11が高濃度で配合されています。
ボディ用クリームですが、顔にも使用OK。かなりこってりしたクリームなので、顔に使うときは、皮脂の多いTゾーンは薄く塗るようにしましょう。
コスメディカ エクストラモイストクリーム
45g 4,950円(税込・編集部調べ)
製薬会社である第一三共ヘルスケアが、皮膚科学に基づき乾燥性敏感肌のために開発したクリームです。摩擦が肌の負担になる敏感肌でも使いやすいよう、すーっと伸ばせるとろんとしたテクスチャにこだわって開発したのだそう。
洗顔後すぐに使う商品で、導入クリームとして使っている方も多いようです。次に使う化粧水や美容液の浸透がサポートされて、ふっくら&もっちりを感じやすいという声も多数。
その他のライスパワーエキスをチェック
「皮脂の分泌を抑制する」効果があるライスパワーNo.6や、温浴効果・スキンケア効果があるライスパワーNo.1-D(いずれも医薬部外品有効成分)をはじめ、汚れを落としつつうるおいをサポートするNo.3、体の内側から美しさをサポートするライスパワーNo.103など、ライスパワーはたくさんの種類があります。
ご自身のスキンケアやライフスタイルに合わせて、ライスパワー配合商品を活用してみてはいかがでしょうか。
まず3ヶ月は使ってみよう!
ライスパワーNo.11配合の化粧品を購入したら、まずは3ヶ月、じっくり使ってみましょう。最初に触れたとおり、30代以降の肌はターンオーバーが滞り、肌のすこやかになろうとする力が衰えています。
ライスパワーNo.11は医薬部外品有効成分ですが、薬ではありません。したがって、即効性はないことを頭に入れておきましょう。1~2サイクル、ターンオーバーが行われたあとに「あれ?乾燥しなくなってきたかも」「毛穴がふっくら」と感じるはずです。
ぜひ、長いスパンでライスパワーNo.11でのスキンケアに取り組んでくださいね。