「物足りない」と感じさせない抜け感メイクの作り方
抜け感メイクで大事なのは「眉」!綺麗な眉を描くための訓練は必要
抜け感メイクは、いわば「垢抜けメイク」とも言えるでしょう。雑誌やウェブコラムを読んで抜け感メイクを実践しても、いまいちパッとしない…。そう思う方は、もしかすると眉に問題があるかもしれません。
眉は顔の印象を大きく左右する大事なパーツ。お顔の額縁とも言われています。眉の処理が甘かったり、髪色や目の色(特にカラーコンタクトレンズを使用する方)と眉の色が合っていないと、それだけで全体のバランスが悪くなります。眉の描き方や処理の仕方は少々難しいですが、眉メイクにはしっかり時間をかけてくださいね。
今は眉専門のサロンも充実しているので、どうしても自分での処理は難しい…!という方は、プロに頼るのも手です。一度整えてもらえば、その後はみ出している毛を定期的にカットすれば良いので、セルフでも簡単にお手入れできます。
改めて整った眉でメイクが完成すれば、印象の違いに驚くこと間違いなしです。
アイメイク、薄くならないためにはどうすれば良い?
アイシャドウを薄くしてみたり、アイラインを省いてみたり、「やりすぎ感」を防ぐために引き算する方も多いかと思います。ただ、自分に必要なアイテムや色を欠いてしまうと、ただの薄いメイクになってしまいます。
例えば、アイライナーはどうでしょう?アイライナーを省くと目が小さく見える…でも、引くと目の印象がきつくなる!と、ちょうど良いバランスに悩む方もいらっしゃるかもしれません。
アイライナーで目もとの印象が強くなってしまう方は、「ペンシルアイライナーを使うこと」、「黒目の外側から目尻のみ、部分的に引くこと」を意識すると、自然に目を大きく見せることができます。
リキッドのアイライナーは色も線もはっきり出る分、メイク感が強く出ます。ペンシルのようなソフトなラインであれば、印象も柔らかく抜け感を出すことができます。
また、アイライナーは目頭から目尻全体に引く必要はありません。アイライナーを引くとキツく見えるという方は、ラインを入れる範囲を短くしましょう。筆者も普段は黒目の外側から目尻に向かって馴染ませますが、アイメイクに物足りなさを感じることなく垢抜けた印象の目もとに仕上がりますよ。
アイシャドウは何色を使うのがベスト?
アイライナー同様、アイシャドウの濃さにも悩む方は多いのでは?
アイシャドウの色を薄くして物足りなさを感じる場合は、上まぶただけでなく下まぶたにも同じ色を同じ濃さで入れてみるなど「入れる位置」を工夫すると良いでしょう。また、比較的大きめのラメが入った色のアイシャドウを馴染ませると目もとに光が集まり、色がナチュラルでも目もとがパッと明るく見えます。
ちなみに筆者が普段から実践している抜け感シャドウの塗り方は、
- 上まぶたはラメ入りの肌馴染みのいいベージュブラウンをアイホール全体に馴染ませ、下まぶたにも同様の色をまつげの生え際に細く入れる
- 上まぶたと下まぶたの目尻キワのみ、「く」の字になるようやや濃いブラウンを控えめに入れる
です。目尻に濃く引いたアイラインをボカす効果や、より馴染ませる効果もあるので、ほんの少し入れるだけでもグンと印象が変わりますよ。
リップメイクはどう仕上げる?
抜け感メイクをする際、マット感が強すぎると全体の質感のバランスが取りづらくなります。気合いを入れた日であれば、ベースメイクやアイメイク、眉の形、チークやハイライトのバランスなどトータルでバランスチェックをしながら質感をコントロールできますが、毎日そんなことをしていると肩が凝ってしまいます。
手軽に抜け感メイクを楽しむなら、無難にツヤのあるリップを選ぶのが手です。今はマスクが手放せない時代なので、みずみずしい使用感かつティント効果のあるリップアイテムを選ぶと良いでしょう。
色も透け感のあるオレンジブラウンやくすみピンクなど、抜け感が出しやすい旬のカラーを選んでみてくださいね。
○○を使えば、立体感のある抜け感フェイスに!
引き算ばかりしていては、ただただ「薄いメイク」になるだけ。抜け感メイクでぜひプラスして欲しいのは、「ハイライト」です。色を引き算したり、ナチュラルなカラーを使ってフルメイクをすると、のっぺりとした印象になりがち。それをカバーしてくれるのがハイライトです。
高く見せたい頬やTゾーン、また光を集めたい眉下や眉間などに入れると立体感が生まれ、光が集まり、ふっくら透明感のあるメイクに仕上がります。
ハイライトは粉っぽさがなく、みずみずしさが残りやすいスティックタイプやリキッドタイプがおすすめです。
これを使えば誰でも簡単に抜け感メイクが仕上がる!美容ライターおすすめコスメ厳選
ヴィセ ブラウンズ クリーミィペンシル BR301
テラコッタのような旬の深みをプラスできるカラーアイライナーです。ブラックほどキツい印象になることなく、マイルドに目もとを引き締めることができます。
力を入れなくてもスルスル引くことができるので、ラインがブレずに綺麗な線を描くことができるのも魅力的です。
白鳳堂 B522 ライナー 平
筆者はペンシルアイライナーを引く際、必ずこのブラシを使用しています。ペンシルアイライナーだと、リキッドアイライナーのような目尻のスッとした抜ける線が描きにくいのが難点です。この目尻のスッとした線を出すために使用するのがこちらのブラシ。
普段通りペンシルで目尻まで線を引いた後、乾かないうちに目尻の線を引き伸ばしていきます。極小のブラシなので、まるでリキッドで引いたようなスッとした線が描けるんです。それでいてリキッドほど濃くならずソフトな線のままなので、究極の抜け感メイクが楽しめますよ。
デイジーク シャドウパレット 09 Sweet Cereal
抜け感メイクにぴったりな柔らかい色が集まったアイシャドウパレットです。肌馴染みがよく、どんな肌色にも合わせやすいのも魅力的。
また、ラメカラーもセットになっているので、目もとを明るくする効果も抜群!似たカラーが揃っているので、どれを組み合わせてもバランスの良いメイクに仕上げることができます。
上まぶたと下まぶたで使う色を分けるなどすれば、様々なバリエーションのアイメイクが楽しめますよ。
イプサ キャッチライトスティック(ピンク)
スティック状になっており、みずみずしいツヤをプラスすることができます。光をしっかりと捉え、肌全体を明るく見せます。
ピンクとホワイトのマーブル状になっていますが、このピンクカラーは血色感をプラスすることも。女性らしい血色感も合わせてプラスできる優れものです。
AMUSE デューティント 10 朝イチジク
抜け感メイクにぴったりな、透け感のあるみずみずしいティントリップ。色もちがよくマスクメイクにも合わせやすいです。
10番のカラーは赤みの中にほんのりブラウンを感じるような、今っぽい色。ティントリップにありがちな蛍光っぽく発色することなく、自然な血色感を出すことができます。ティッシュオフするとみずみずしさは減ってしまいますが、ふっくらジューシーな唇へと導いてくれますよ。
抜け感メイクにいざ、挑戦!
簡単そうで難しいのが抜け感メイク。どのように引き算すれば良いかわからない、どんなコスメを使えば良いかわからない…、と悩んでいた方は、ぜひこの記事を参考に、抜け感メイクにチャレンジしてみてくださいね!