アイブロウメイク。顔印象の8割を左右するパーツなだけあって、眉の印象はその人の印象を大きく左右します。マスク生活で顔半分のパーツが隠れてしまった分、ますます眉印象の重要度も高まりました。
アイブロウメイクが自然に見える人と、いかにも“描きました”感がある人…。この違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、アイブロウメイクを自然に見せるために気をつけたいポイントをお伝えしていきます。
眉にもベースメイクを
まず、アイブロウメイクの前ですが、眉にも下地・ファンデーション・フェイスパウダーなどのベースメイクをしているでしょうか?
毛があるとなんとなく避けてしまう…という人もいらっしゃいますが、すっぴん状態の上からアイテムを乗せてしまうと、発色が濃く出すぎたり、にじんだり、色がペタッと付いてしまったり…。
崩れやすいのはもちろん、いかにも“色をのせました”、という仕上がりになってしまうので要注意です。
きちんとベースメイクをし、サラサラの状態に整えておくと、発色も調整しやすく、繊細な線も描けます。アイブロウメイクを不自然に見せないためには、この色と線の印象が大事になってくるので、是非この土台を大切にして下さいね。
眉毛にファンデーションなどの色が付いてしまった時は、アイブロウブラシでとかしてオフを。
また、スキンケアが終わったら、眉部分を軽くティッシュで押さえて油分をオフしておくと、メイクが崩れにくくなるのでおすすめです。
眉にもグラデーションを
自然な眉に見せるためには、色のグラデーションも大切です。
眉頭は薄く、眉山が一番濃くなり、眉尻に向けてまた薄めていく。これが自然な眉の基本ですが、濃さがどの部分も一定だとのっぺり見えて、張り付けたような感じが出るので不自然です。
やみくもに全体を描くのではなく、毛が足りないところにだけ、ペンシルで一本一本描き足すように。ぼかしたり、足したり、そして遠目で確認しながら。
そもそも、眉というのは“面”ではなく、“線”の集合。それを理解すると、自然なアイブロウメイクに近づけられるのではないでしょうか。
眉の太さに強弱を
色ももちろんですが、太い細いの強弱もポイントです。特に、眉頭から眉山までの太さが一定・または細すぎだと不自然に見えがちです。
眉頭から眉山まで自然に幅を狭めていくイメージで(いきなり細くしない)、太さは黒目縦幅のだいたい半分くらいの幅が理想の太さと言われています。
細すぎるアイブロウメイクは、毛流れを感じないため、自然な立体感がありません。描いた感が出てしまうのと、印象的にも、“頼りなさ”や、逆に“冷たさ”を与えてしまうので注意です。
自然に見える質感を
色・太さの強弱、そして次は質感です。
眉にベースメイクをしていないとテカテカして見えたり、ペンシルやリキッドで描いただけだと実際の毛や肌となじんでいなかったり(もともと毛量があって描き足す部分が少ない人はいいのですが)、自然なアイブロウメイクに見せるためには質感も大切です。
アイブロウメイク自体、ツヤツヤというよりは、ふわっと柔らかさを感じさせた方が違和感がありません。
ベースメイクできちんと土台を整えることはもちろん、アイブロウパウダーで肌となじませる、アイブロウマスカラで生えている眉毛となじませることも意識しましょう。
それぞれの特徴として、
- アイブロウペンシル:眉毛を一本一本描き足すのに向いている
- アイブロウパウダー:肌に色付けをし、立体感を出すのに向いている
- アイブロウマスカラ:眉毛に色付けし、毛並みを整えながらボリュームを出すのに向いている
上記の役割を理解して、必要な個所に必要なアイテムを使うこと。是非、自分の眉をしっかり観察して取り入れてみて下さいね。
髪色に合った眉色を
髪色が明るいのに眉色が暗い、髪色が暗めなのに眉色が明るい…。生えている毛色が異なっている、と見えてしまうのはこれもまた不自然です。
“描きました”感だけではなく、あか抜けない雰囲気にもなってしまうので、ここはきちんと合わせていきましょう。
もともと眉毛がしっかり生えていて描き足す必要がない人も、アイブロウパウダー・マスカラで髪の色に近付けていくこと。
そして、とりあえず明るい色の方がアイブロウマスカラをしてる感があるから…と明るめを選ぶ方もいますが、大事なのは髪色と合っていて違和感がないことです。アイブロウメイクだけに着目せず、自分を全体で見た時のバランスを大切にしましょう。
是非、今日・明日から実践してみて下さいね!