ハリツヤを失った肌に現れるほうれい線。一気に老けこんだ印象を与えます。ほうれい線を薄くするために、顔体操を活用しましょう。
しかし、ほうれい線に効く顔体操にチャレンジしたくても、仕方がわからない人も少なくありません。ここでは、ほうれい線を薄くする効果的な顔体操について紹介します。
口周りの筋肉を重点的に鍛える体操は、「ベロ回しエクササイズ」「顔ヨガ『おいしい顔』のポーズ」「空気ぷくぷく&つぶしエクササイズ」の3つあります。
ほうれい線について
ほうれい線は、年齢を重ねるたびにどんどん深くなっていきます。ほうれい線について詳しく知ると、薄くするために必要なことがわかります。
ここでは、ほうれい線が「できる原因」と「顔体操が効く理由」について説明します。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる原因は、次の2つが考えられます。
真皮のコラーゲンの減少
ほうれい線ができる原因の1つに、コラーゲンの減少が挙げられます。コラーゲンは、弾力を生み出しハリのある肌をつくります。
しかし、年齢を重ねるとコラーゲンの分泌が少なくなって弾力がなくなり、シワができます。頬のコラーゲンが減少した結果、ほうれい線が目立つようになります。
表情筋の衰え
表情筋は、文字通り顔の表情をつかさどる筋肉です。表情筋が発達していると、若々しくハリのある顔になります。
しかし、年齢を重ねると体の代謝が悪くなるため、顔の筋肉も衰えます。なかでも。口のまわりにある口輪筋が衰えると顔のたるみが起こり、ほうれい線が目立つようになります。
顔体操でほうれい線が薄くなる理由
顔体操は、ほうれい線の予防に非常に有効です。
顔体操によって筋肉を動かすと、筋肉が発達して顔全体がリフトアップし、たるみが解消されます。また、血流がよくなり細胞が活発化することで、コラーゲンの分泌が促進されてほうれい線を予防します。
顔体操は、方法が簡単で短時間ででき、お金もかからないため、誰にでも毎日続けやすく便利です。
ほうれい線を薄くする顔体操
ほうれい線を薄くする顔体操は、多くの種類があるので自分のやりやすいものを選択するとよいでしょう。
ここでは、数ある顔体操の中でも、口周りの筋肉を重点的に鍛える体操を紹介します。
ベロ回しエクササイズ
ベロ回しエクササイズは、口の中で舌を回し、口輪筋を刺激します。口輪筋を伸ばすことで、血流をアップさせコラーゲンの分泌を促進します。
ベロ回しエクササイズの方法は次のとおりです。
- 舌先を上唇と歯茎の間に入れ込み、歯をなぞるように1回転させる。
- 時計回りと反時計回りを各3回ずつ行う。
- 口角の斜め上を舌で3秒押す。(左右)
- 耳の下から首の前まで手のひらでさする。
舌を動かすときは、できる限り大きく動かし、しっかりと口輪筋を刺激するようにしましょう。
口角の斜め上には筋肉のつなぎ目があり、血流が滞りやすいので、数秒プッシュして促します。
体操後は首元をさすり、溜まった老廃物を流すと顔周りがスッキリします。
顔ヨガ「おいしい顔」のポーズ
顔ヨガのおいしい顔のポーズは、口周りの筋肉を鍛えて、ほうれい線を予防します。口角も引きあがるため、表情が明るくなり印象もよくなります。
おいしい顔のポーズの仕方は次のとおりです。
- 目線を上にあげて、口角をあげて笑顔をつくる
- 舌を前に出し、舌先をあげたまま右に移動させる。
- 同様に左に移動させる。3往復繰り返す。
笑顔をつくるときは、上の歯が8本みえるくらい口角をあげます。正しく行えるように、鏡を見て行うことをおすすめします。
舌は唇に触れないくらい前に突き出し、鼻につけるようなイメージで上に向けます。
舌を移動させている間も、舌先が唇に触れないように注意しましょう。
空気ぷくぷく&つぶしエクササイズ
空気ぷくぷく&つぶしエクササイズは、口の中に空気を含ませて顔の筋肉を伸び縮みさせて鍛える体操です。
空気ぷくぷく&つぶしエクササイズの仕方は次のとおりです。
- 口の中に空気を含ませて、左右交互に頬を膨らます。30秒続ける。
- 再度、口の中に空気を含ませる。膨らんだほうの頬を手で優しくつぶして空気を移動させる。30秒続ける。
空気でしっかりと左右の頬を膨らませて、顔の筋肉の伸縮を行いましょう。
頬を押して空気を移動させるときは、口から空気が漏れないように注意して行います。
まとめ
ほうれい線は「真皮のコラーゲンの減少」「表情筋の衰え」の2つが原因で起こります。
顔体操は、筋肉を発達させて顔全体のリフトアップをし、コラーゲンの分泌を促進してほうれい線の予防をします。
口周りの筋肉を重点的に鍛える顔体操は、「ベロ回しエクササイズ」「顔ヨガ『おいしい顔』のポーズ」「空気ぷくぷく&つぶしエクササイズ」の3つあります。
ほうれい線を薄くする効果的な顔体操で、今より10歳若返った顔を取り戻しましょう!