手指消毒に有効なアルコール濃度
ウィルスに侵されないために、今や必須となったアルコールハンドジェル。手洗いがすぐにできないお出かけのときなどは、携帯用を常に持ち歩いていたいですよね。
このアルコール手指消毒には、配合されているアルコール濃度が商品に記載されているのをご存知でしょうか?濃度数が低いとウィルス対策に有効でない場合もあるので注意が必要です!
今、厚生労働省が推奨しているアルコール濃度数は?
- 70%以上95%以下のアルコール(エタノール)
70%以上であらゆる菌・ウイルスに対して、殺菌(除菌・消毒)を行うことができるそうです。
60%台のアルコール濃度でも、一定の有効性があると考えられる報告があるそうなので、使用に差し支えありませんが、より徹底した効果を求めるのであれば、70%以上のものをおすすめします。
また濃度数の表記がないものは、メーカーに問い合わせるなど確認をしてからの購入が最善です。
アルコールとエタノールって違うの?
アルコール消毒という商品名なのに、成分表示を見ると“エタノール”と記載されていることがよくあります。このエタノールは、別名「エチルアルコール」とも言われるアルコールの一種。
このエチルアルコールを指して「アルコール」と呼ぶことも多く、手指消毒用の商品に記載されている「エタノール」は、アルコールと同じ役割を果たす、という認識で問題ありません。
アルコール濃度の表記
「%」のほかに、アルコール濃度の表記は2つあります。
- 「vol%」もしくは「v/v%」:容量パーセント濃度
- 「wt%」もしくは「w/w%」:質量パーセント濃度
容量とは、ある容器に収められた量を体積で表したもので、質量は物質そのものの量を表します。アルコール濃度をパーセントで表記したとき、この2つの数字は計算上、違いが出ます。
例えば、商品名などで「78%」と謳っているものは容量パーセント濃度が78%で、商品裏などの成分表示には質量パーセント濃度の表示が義務付けられているため、71.25%と記載されます。
一般的には容量パーセント濃度が使用されるので、単純な「%」表記のみの場合は、容量パーセント濃度ということ。この濃度が70%以上であればOKです。
アルコール消毒は手荒れのケアを忘れずに
濃度の高いアルコールは、使い続けると手荒れを引き起こしやすくなります。また、その炎症によって菌が滞在しやすくもなってしまうので、手荒れしないようにケアすることが大切。
アルコール除菌と併用して、ハンドクリーム等での保湿もこまめに行うようにしましょう。
アルコール70%以上の最新ハンドジェル&スプレー4選
ウィルス対策に有効なアルコール濃度が高い手指消毒が、化粧品メーカーなどからも続々と登場しています。その中でも、アルコール濃度70%以上の手指消毒だけを厳選してご紹介!
手荒れを防ぐ保湿成分を配合したり、アルコール手指消毒ということを忘れさせてくれるほど、癒される香りに調合されていてとってもおすすめですよ。
L’OCCITANE ヴァーベナ クリーンハンドジェル
65ml 1,400円(税抜)
エタノールを70%以上配合したハンドジェル。(写真右)
手が洗えない外出先でもさっぱりとリフレッシュ。さらに保湿成分も配合されていて、手肌をなめらかに整えてくれます。ロクシタンの中でも大人気のすっきりとしたヴァーベナの香りが爽やか!
AMATA URBAN AYURVEDA ALWAYS
60ml 2,000円(税抜)限定発売
木質バイオマスから作られた植物由来のエタノール「グリーン アース エタノール」を使用した手指消毒ミスト。温泉水や植物由来のスクワランで手指を穏やかに守ります。
ゼラニウムやネロリなど、ハーブの香りが幸せな余韻を残してくれて、とっても癒されますよ。
SHIRO チャクラーサナ ハンドスプレー80
80ml 1,800円(税抜)・ 200ml 2,800円(税抜)オンライン限定
アルコール約80%配合のハンドミスト。さらに抗菌効果のある成分もプラスしていて、ワンプッシュでさっぱりと清潔に保ってくれます。
フレッシュなオレンジやスパイシーなクローブ、ほのかな甘さのゼラニウムなどの精油をオリジナルブレンドした「チャクラーサナ」の香りです。
パーフェクトポーション アロマ ハンドスプレー75
50ml 1,200円(税抜)
サトウキビ由来のエタノールを約75%配合したハンドスプレー。天然エッセンシャルオイルや保湿成分など、100%ナチュラル成分でできているというからさすが。
パーフェクトポーションのこだわりであるアロマには、レモン・ラベンダー・ティーツリーの精油が使用され、心地良い香りも楽しめます。