そもそもむくみって?
むくみとは、血管からしみ出た水分が皮下に過剰に溜まってしまった状態のことを言います。むくみは、冷えが原因だと考えている人が多いですが、実は、冷えだけではありません。
座りっぱなしや立ちっぱなしなど長時間同じ姿勢でいることが血行不良の原因となって、むくみに繋がることもあります。
実は冬より秋の方がむくみやすい
一番体の冷える冬がむくみやすいと思っている方が多いですが、実は、冬よりも秋がむくみやすいんです。なぜ、秋なのでしょうか?
原因は、夏のエアコンや、冷たい飲み物などの体を冷やしがちな生活習慣です。さらに、まだ冷えに対しての心構えができていない秋は、冬よりもむくみやすくなってしまうんです。
また、朝晩で気温差が激しい秋は、体温の調節が難しく、自律神経が乱れてしまったり、肩こりがひどくなったりしてしまいます。
簡単にできる冷え性診断
自分が冷え性かわからないという方は、簡単にできる冷え性の診断方法があります。それは、自分の上腹部、下腹部、おしり、太もも、二の腕を触って、脇の温度と比較するという方法。
一つでも冷たいところがあれば隠れ冷え性の可能性があります。実際に触ってみないと気づかないので、ぜひ試してみてくださいね。
むくみを予防する方法
一般的に言われているむくみを予防する方法は、食事と運動です。食事面では、塩分を摂りすぎないようにすることが大切です。
塩分を摂りすぎると水分が細胞の外に出にくくなり、むくんでしまいます。
食事で予防するならカリウムを
野菜や果物に含まれるカリウムは、余分な水分を体の外に排出する作用があります。塩分の摂取を抑え、カリウムを摂取することでむくみ改善が期待できるんです。
特にオススメの食べ物は、バナナです。バナナは、カリウムだけでなく食物繊維も多いので、お通じもよくなります。
むくみも解消できて、お腹の調子も整えてくれるので一石二鳥ですね。
根本的に改善したいならスクワットがオススメ
むくみを根本的に改善したい!と考えている方は、スクワットをするのがオススメです。下半身を鍛えることで、むくみ改善が期待できます。
なかなか難しいという方は、足首を回したり、足の指をこまめに動かすようにしましょう。ふくらはぎの筋肉は、ポンプの作用をしてくれるので、足を動かすことで水分のめぐりが良くなります。
立って足を動かすことができるのであれば、かかと上げ下げ運動も効果的です。
冷えやむくみに良いドライヤーお灸って?
みなさんは、ドライヤーお灸ってご存知ですか?ドライヤーお灸は、ツボに温風を当てるだけの簡単なお灸なんです。
ツボと聞くと難しそうに思えるかもしれませんが、ドライヤーは広範囲に熱が当たるので、気になるところに当てるだけ!とても簡単ですよね。
ドライヤーお灸なら誰でも簡単に続けられる
ドライヤーお灸は、普通のお灸と違って広範囲に当てることができるので、失敗しないというメリットがあります。また、ドライヤーは髪を乾かす時に使うので、道具を揃える必要もなく、毎日髪を乾かすついでにすることができます。
運動や、食事の管理が苦手で続かないという方でも挑戦しやすいですよね。それだけでなく、ドライヤーお灸を続けることで、冷えにくい体作りが出来てしまうんです!
無料で簡単にできて冷えにくい体作りができるなら毎日続けたいですね。
ポイント
- 大きな筋肉のある、太ももの裏、おしり(ズボンを履いた時のポケットの部分)から温めると◎
- 足先まで温まるように膝裏を温める(むくみが気になる人にオススメ)
- 首の後ろ、手のひら、足の甲、土踏まずは、筋肉が少ないため、温まりやすく冷めやすいので最後にする
寒い時期は、お風呂の後ではなく、お風呂の前にドライヤーお灸をするのも効果的です。冷えきった体のままお風呂に入るよりも、血流を良くしてから入る方が温まりやすくなります。
時間がないという方でも、ドライヤーお灸をしてからお風呂に入ると、短時間でも温まることができますよ!
朝にするとダイエットや美容効果も
ドライヤーお灸は、夜だけでなく、朝にするのもオススメ。体を温めることで、基礎代謝をUPすることができ、脂肪を燃焼しやすくなります。
また、血流も良くなるので、肩こり改善にもつながります。ヘアセットのついでにドライヤーお灸をやってみてくださいね。
女性の悩みにも効く!
ドライヤーお灸は、他にも嬉しい効果があります。多くの女性が悩んでいる生理痛、更年期などの体の不調の改善、体力の回復など。
生理痛には、くるぶしの内側にあるくぼみを温めると効果的です。指で数回押してからドライヤーを当てるとさらに効果UP!
慣れてきたら、体のツボを調べて指で押しながらすると、良いかもしれません。
今から冷え対策をして寒い時期を楽しく過ごそう
むくみ、冷えは、今の時期が一番体に影響を与えます。今からドライヤーお灸を始めて、元気に寒い時期を乗り越えましょう。
また、体の調子がいいと、お休みの日も楽しく充実した日になりますよね。寒い時期が苦手な人も多いですが、今年の冬は、ぜひ体を温めながら楽しく過ごしてください。