ふだん自宅で筋トレをするときは、器具を使っていますか?おそらく器具を使わない人が多いのではないでしょうか。自重だけでは目標の身体になることは難しいかもしれません。
そこで今回は、女性にも使いやすい器具であるトレーニングチューブについてご紹介したいと思います。
トレーニングの負荷をあげるには?
自重を利用したトレーニングだけでは、1ヶ月もしないうちに身体が慣れて、筋肉の成長が止まってしまいます。そこで満足できるならいいのですが、おそらくほとんどの人がもっと上の身体を目指したくなっているはずです。
そこでいつもの自重トレーニングに加えて、トレーニングチューブを使った筋トレをしてみましょう。自重トレーニングよりも負荷が高くなるので、「目標の身体により近づく」ことができます。
トレーニングチューブとは?
トレーニングチューブとは、筋トレ器具としてつくった長いゴムのことです。主な種類と特徴をご紹介します。
トレーニングチューブの種類
1. ゴムバンドタイプ
横幅が広く縦に長いタイプです。二つ折りにして強度を上げたり、柱に結ぶこともできます。応用が効くので一本用意しておくといいと思います。
2. ハンドルチューブタイプ
細長いチューブにハンドルがついたタイプです。持ちやすいので手を痛めずにトレーニングができます。ただし負荷の調整はできません
3. ループタイプ
大きい輪っかのタイプです。どこかに引っ掛けてトレーニングするときに使いやすくなっています。しかしずっと輪っかのままだと使いづらいときもありますので、ゴムバンドかチューブタイプを選んだ方が無難です。
どのタイプも強度に違いがありますので、自分のレベルよりも「1ランク上のチューブ」を選んでみてください。オススメは使いやすく、強度も高い「ゴムバンドタイプ」です。
トレーニングチューブを使うメリット
トレーニングチューブのメリットをご紹介します。ダンベルなどとは違う効果があるので参考にしてくださいね。
1. スタートの負荷が軽い
ゴムは伸ばすほど負荷が高くなります。普通は最初に動かすときが一番キツイのですが、ゴムチューブなら軽い負荷からはじまって少しずつ負荷が高くなるので、筋トレに「不慣れな女性でもむりなく鍛えることができます」。
2. 背中が鍛えられる
自重トレーニングでは、鍛えづらい背中を鍛えることができます。鍛えられなかった背中が鍛えられれば、家にいながらにして「全身を引き締めることができる」でしょう。
3. バリエーションが増えて飽きない
ゴムチューブはアイディア次第でバリエーションが増えます。バリエーションが増えれば「毎回新鮮な気持ちでトレーニング」ができますね!飽きっぽい人やマンネリ化している人は、ぜひ試してみてください。
4. ほぼすべての自重種目の負荷を高められる
腹筋や腕立て伏せなど、自重の定番トレーニングの負荷を高めることができます。慣れてしまって筋肉痛にならない人は、負荷を高めてやってみてくださいね!
トレーニングチューブを使った筋トレ
それではさっそくトレーニングチューブを使って鍛えてみましょう。反動をつけずにゆっくりやってくださいね。
1. 脚を引き締める
- 背筋を伸ばし、脚を肩幅に開いて床に立ちます。手は胸の前でクロスしましょう。
- 太ももにトレーニングチューブを巻きます。脚は開いたままです。
- 膝を80度まで曲げます。このとき膝がつま先より前にでないようにお尻をつきだしましょう。
- そのまま15秒キープ
- 膝を伸ばします。繰り返しましょう。
脚全体の引き締めとヒップアップに効果的です。特に内ももの引き締め効果が高いので、太ももを細くしたい人はやってみましょう。
2. 肩を引き締める
- 脚を軽く開き、背筋を伸ばし床に立ちます。トレーニングチューブを脚の裏に引っ掛けて、端を手で持ちましょう。
- 肘を軽く曲げて腕を持ち上げます。肩の筋肉を意識してください。
- ゆっくり降ろします。繰り返しましょう
肩まわりを引き締めます。引き締まると肩にくびれができますので、女性としての魅力もアップするでしょう。
3. 背中を引き締める
- 脚を軽く開き、背筋を伸ばし床に立ちます。トレーニングチューブは柱に引っ掛けましょう。そうしたらトレーニングチューブの端を持ってください。
- 膝を軽く曲げて背筋をのばしたまま腕を引きます。このとき胸を張って肩甲骨を寄せるようにしてください。腕よりも肩甲骨で引くイメージですね。
- ゆっくり腕を伸ばします。繰り返しましょう
くびれづくりに効果的なトレーニングです。脚を伸ばして床に座ったときの脚の裏にトレーニングチューブを引っ掛けたやり方もあります。
トレーニングチューブのメリットや使い方についてご紹介しました。トレーニングチューブは女性にも扱いやすいうえに効果も高いことから、ジムでも人気のトレーニング器具です。
自宅では普段鍛えづらい部位も鍛えられるので、これ1つあれば全身を引き締められると思います。ぜひ使ってみてくださいね!