指を使ったメイクで骨格を際立たせる
指を使ったメイクで得られる利点
指を使ってメイクをすると、指の体温でコスメがしっとりとお肌になじみやすくなったり、お肌に溶け込みやすくなります。必然的にお肌との密着力も強まるので、良いことだらけ。また、発色の良いコスメも指を使うことで好みの発色に調整することができます。
使う指によって力の入り方も異なるので、演出したい発色を叶えてくれる指でメイクをしたり、指の腹でぼかして仕上がりを調整していきましょう。
それぞれのメイクに適した指をご案内
今回は、それぞれのメイクによって適した指をご紹介していきます。親指を除き、残り4本の指それぞれに適したポイントなどをご紹介していきます。
人差し指
人指し指は、細かく力加減を調整できるのがメリットのひとつ。その為、骨格を際立たせてメイクしたい部分におすすめです。アイメイクの彫りを演出するようなまぶたのくぼみや、鼻筋などのメイク時に活用してみてください。
中指
しっかりとコスメの色味を発色させたい場合は、力を入れやすい中指がおすすめです。また、全体的にメイクをぼかしたいときなどにも、中指の腹を使うと自然に塗り拡げることができます。メイクをこなれた印象に仕上げたいとき、ぜひ活用してみてください。
薬指
薬指は力が入りにくい部分でもあるので、ベースとなるアイシャドウなどを塗り拡げたいときに適しています。指の曲線を活かしながら、まぶたのくぼみに沿ってメイクをすると自然な印象に仕上がりますよ。
小指
小指は一番細くてこまわりの効く部分。下まぶたなど細くメイクをしたい部分におすすめです。小指を横向きに倒してメイクをすると、細かな部分もしっかりと塗りこぼさずに仕上げることができます。
コスメ別!相性の良い指を使ったメイク方法
クリームシャドウを指で塗る
濡れ感のあるしっとりとしたクリームシャドウの良さを活かしながら、まぶたにのせるには指が最適。一方に向かって色を重ねていくことで、ムラのない上品な色づきを楽しむことができます。
薬指を使ってアイホール全体に塗り拡げ、下まぶたの目頭などの細かい部分には薬指を立てて、指先の角を使うようにすると上手に色味をのせることができます。
春色のアイシャドウは指で縦割りに塗る
春らしいパステルカラーの明るくて淡いアイシャドウは、指を使って縦割りにのせ楽しむのがおすすめです。指のもつ体温でじゅわっとお肌に溶け込み、まぶたから色浮きせずに楽しむことができます。
薬指の腹を使い、上まぶたに色を塗り拡げていきましょう。下まぶたの際には小指を立てて色を少しずつ重ねることで、春らしいかわいい囲み目を簡単に楽しむことができます。
ブラウンの単色アイカラーは指で重ね塗り
定番のブラウンのアイシャドウは、指を使って重ねていくと単色アイカラーでも自然なグラデーションを作り出せます。まぶたの陰影を意識して、深みのある目元を演出していきましょう。
上まぶたのグラデーションには、中指を使ってしっかりと濃淡を作ることがポイント。まず二重の幅に目頭~目尻までしっかりと色味をのせていきます。そこから、中指で上に向かってジグザグとのばしていき、グラデーションを作り出します。
全体的にキレイにぼかして仕上がるように、気をつけながら重ねていくことをおすすめします。
クリームチークを指で重ねて立体感を
クリームチークは、上手にお肌に馴染ませることで自然な血色感を演出することができます。ナチュラルな陰影を演出するためにも、指の腹を使って上手にぼかしていきましょう。
まず最初に、小鼻のあたりを目安に少し広めにクリームチークを直接のせます。そこから。中指・薬指の腹を使って、こめかみの辺りまでチークをのせていきます。少しずつ指で叩き込むようにのせることで、じゅわっと内側から滲み出るような血色感を作り出せます。
濃い色のリップは指を使ってナチュラルに
濃い色味のリップは、指で塗ると発色を調整でき、ナチュラルに仕上げることができます。また、指を使うとツヤ感がおさえられてセミマットな落ち着いた印象にも。赤リップなど、お顔から浮きやすいような強い印象のリップを溶け込ませたい場合は、ぜひ指でぼかしながら重ねてみてください。
おすすめは、まず唇の中央にリップを直接ぽんぽんとのせ、薬指を使って少しずつ外側に塗り込んでいく方法。グラデーションにしたい場合は、唇の内側のみ色を重ねてみたり、内側はぼかさないようにしてみてくださいね。
指を使ったメイクでこなれた印象を手に入れよう
メイクブラシを使ったメイクも楽しいですが、たまには自分の指を使ったメイク方法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。いつもと同じコスメを使って少し変化を楽しみたい方も、ぜひ指を使ってメイクしてみてくださいね。