帯状毛穴とは
肌がたるむと、毛穴が丸い状態から楕円形（たるみ毛穴）やしずく型（涙型毛穴）に見えるようになります。年齢のせいだから仕方ないと、毛穴悩みを放置していませんか？
たるみ毛穴や涙型毛穴のようなエイジングサイン初期状態を放っておくと、毛穴同士がつながって線のように見える状態に移行します。これが帯状毛穴です。
帯状毛穴は頬に溝をつくって影ができるので、老け顔度をかなりUPしてしまいます。一度、帯状毛穴になってしまうと、改善までかなりの時間が必要になると言われています。
帯状毛穴にならないためにも、予防対策を講じるのがベスト！スキンケアと生活を見直すだけなので、難しく感じる必要はありません。
もし、すでに帯状毛穴になってしまったという人は、根気よくケアを続けましょう。対策と改善策を紹介しますので、頬の毛穴が気になる人は熟読してくださいね。
帯状毛穴の原因
帯状毛穴はたるみに起因していますので、肌のたるみの原因を確認しておきましょう。
繊維芽細胞の衰えやダメージ
私たちの肌の真皮には、コラーゲンやエラスチンなど肌の弾力に欠かせない成分を生成する繊維芽細胞があります。繊維芽細胞は、加齢により働きが低下したり、紫外線ダメージで破壊されたりします。
真皮にあるコラーゲンなどが減少することで、肌がたるんでしまうのです。
肌の乾燥
肌が乾燥状態にあると、肌のバリア機能が低下して正常なターンオーバーを阻害してしまいます。肌に必要な水分を保持できなくなるので、小じわや毛穴目立ちの原因に。
乾燥状態を放置しておくと、肌老化がどんどん加速してしまいます。
表情筋の衰え
顔の筋力が衰えれば、頬を引き上げる力がなくなるのでたるみにつながります。表情筋は、加齢により衰えるだけでなく、普段無表情でいることが多い人も注意が必要です。
生活習慣の乱れ
喫煙や食生活の乱れは、コラーゲンを減少させる・コラーゲンの生成力ダウンなど、体の内側から肌にダメージを与えてしまいます。
他に、睡眠不足は肌の修復作用がある成長ホルモンの分泌を妨げます。成長ホルモンは肌を若く保つために必要なホルモンと言われています。
帯状毛穴を防ぐためにはどうする？
スキンケアを見直す
乾燥⇒バリア機能低下⇒乾燥悪化という悪循環にはまらないためにも、肌の保湿を徹底しましょう。水分が保持された肌は、ふっくらしてハリのある状態です。バリア機能が正常に働けば、紫外線や外気の乾燥などの外的要因から肌を守れます。
たるみ予防には、高保湿成分のセラミド配合の化粧品を選ぶのがおすすめ。セラミドは水分保持だけでなく、バリア機能を補ってくれます。
紫外線は、真皮に大ダメージを与えるので、保湿と合わせてオールシーズンUV対策を心がけることも大切です。
エイジングのための食事を意識する
肌のハリをキープするには、コラーゲンが欠かせません。コラーゲン生成に必要な栄養素を摂取するよう心がけましょう。食事でのたるみ対策は、積みかさねが大切です。
たんぱく質
コラーゲンの材料はアミノ酸です。たんぱく質は約20種類のアミノ酸で構成されています。肉・魚・乳製品・大豆製品に含まれます。
ビタミンC
コラーゲン生成を促す働きがあります。たんぱく質と合わせて摂取すると○。果物・野菜に多く含まれます。
帯状毛穴になってしまったときは
エイジング対策ができる化粧品を選ぶ
すでに帯状毛穴になってしまった人は、予防策にプラスしてエイジング対策ができる成分配合の化粧品を選びましょう。保湿力がある化粧品+エイジング対策美容液といった組み合わせでもOKです。
おすすめ成分は、ビタミンC誘導体、プラセンタ、レチノールです。その他に、独自のハリUP成分を開発しているメーカーもあるので、メーカーの公式サイトや口コミなどもチェックした上で商品を選ぶと良いでしょう。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えて、自力で顔のハリをキープできるようにしましょう。表情筋トレーニングは、一朝一夕で効果が出るものではありませんが、根気強く続ければ少しずつ効果を実感できます。
スキンケアの最後やお風呂の中でできる簡単トレーニングを紹介します。出来れば朝晩2回やると○。
ふぐ顔トレーニング
- 口の中いっぱいに空気をためる（10秒キープ）
- 空気を右側の頬に移動する（10秒キープ）
- 空気を左側の頬に移動する（10秒キープ）
- 空気を唇の上（鼻の下）に移動する（10秒キープ）
- 空気を唇の下に移動する（10秒キープ）
ほうれい線や、マリオネットラインが気になる人にもぴったりのトレーニングです。
あらゆる対策で若々しい肌を守ろう
肌にトラブルがあると、ついスキンケアだけに頼りがち。ですが、美しく若い肌を保つためには、全方位からの対策を毎日続けることが肝心です。
鏡を見て、自分の老け顔にぎょっとした！なんていうことが無いように、スキンケアや生活スタイル、食習慣で、帯状毛穴をストップしましょう。
