冷え性は“食べ物”に原因がある…?
慢性的な冷え性に悩まされている女性は、かなり多いと言われています。その数は、一説によると日本人女性の70%に及ぶとさえ言われているほど。指先に息を吹きかけても、靴下を重ね履きしてもなお、末端の冷えは少しもましにならないと嘆く女性たち…。
そもそも、なぜ男性より女性に冷え性に悩む方が多いのでしょうか?その理由は、カラダの作りの違いにあるようです。男性よりも筋肉量が少なく脂肪が多い女性は、男性に比べるとカラダの中で作られる熱が少ないと言われています。また、ホルモンバランスの乱れも、冷え性に繋がっているのではないかと推測されます。
冷え性は、かなり厄介です。寒いままにして放っておくと、肩こりや胃腸の不調、婦人科系の病にまで発展することさえあるのです。外側から温めても根本的な解決には至らない冷え性は、もしかしたら“食べ物”に原因があるのかもしれません。
そこで今回は、カラダを冷やす食べ物と、反対にカラダを温めてくれる食べ物をそれぞれご紹介します。知らず知らずのうちに、カラダを冷やす食べ物ばかり食べていませんか?
カラダを冷やす食べ物
まずは、カラダを冷やす「野菜」をご紹介します。カラダを冷やす野菜は、主に“土の上にできる野菜”、“夏が旬の野菜”、“青い葉物野菜”と覚えておきましょう。例えば、
- レタス
- キャベツ
- 白菜
- きゅうり
- ゴーヤ
- セロリ
などが挙げられます。その他にも、大根やもやしなど、白い野菜もカラダを冷やすはたらきがあります。
また、カラダを冷やす「フルーツ」は“暑い地方でとれるフルーツ”と覚えましょう。例えば、
- マンゴー
- パイナップル
- すいか
- グレープフルーツ
- メロン
- いちご
などが挙げられます。マンゴーやパイナップルは熱帯地方でとれるフルーツなので、覚えやすいと思います。
その他には、カラダを冷やす「肉」や「魚」があることも覚えておきましょう。どちらも、寒い地方で食べられるor獲れるものはカラダを温めるはたらきが強いため、それ以外のものはカラダを冷やすと理解できます。例えば、沖縄で愛されている豚肉はカラダを冷やすはたらきがあります。魚でいうと、うなぎがカラダを冷やすということは有名でしょう。
その他、忘れてはならないのが「調味料」について。調味料にも、カラダを冷やすものと温めるものがあるのです。カラダを冷やす調味料として知られているのは、
- マヨネーズ
- 白砂糖
- 酢
などでしょう。マヨネーズを控えることは、ダイエットだけでなく、冷え性予防にも効果的なのです。
カラダを温める食べ物
ここまで、カラダを冷やす食べ物をご紹介しましたが、次はカラダを温める食べ物をご紹介したいと思います。冷え性に悩む女性は、ぜひカラダを温める食べ物を積極的に摂るようにしましょう。
まず、カラダを温める「野菜」ですが“土の下にできる野菜”、“冬が旬の野菜”、“橙色の野菜”と覚えましょう。例えば、
- にんじん
- 玉ねぎ
- ごぼう
- レンコン
- カボチャ
- 山芋
などが挙げられます。煮物にもってこいの野菜ばかりですね。
また、カラダを温める「フルーツ」は“寒い地方でとれるフルーツ”と覚えます。例えば、
- りんご
- さくらんぼ
- みかん
- いちじく
- 桃
- ブドウ
などが挙げられます。カラダを冷やすフルーツは甘酸っぱいイメージがありますが、カラダを温めるフルーツは甘いものが多いですね。
カラダを温める「肉」は、寒い地方で食べられることの多いラム肉や鹿肉など。「魚」については鮭やマグロ、カニなど寒い地方で獲れるものと覚えておきましょう。
最後に、カラダを温める「調味料」をご紹介します。例えば、
- 黒砂糖
- しょうゆ
- 味噌
など。日本のソウルフードである発酵食品は、カラダを温めるはたらきがあるのでおすすめです。
食事を見直すことこそ、冷え性改善の近道!
おいしいから、好きだからと言って毎日のように食べている食材がカラダを冷やすはたらきを持つものであれば、冷え性を改善することはかなり難しいと言えるでしょう。反対に、カラダを温める食材を積極的に摂れば、冷え性改善の可能性が高まるということなのです。
そろそろ、ダイエットのためだけでなく、健康のために食事を見直してみませんか?あなたの体調不良の原因は、カラダを冷やす食べ物による慢性的な冷え性なのかもしれませんよ。