美容面に悪影響を及ぼす便秘
女性に多く見られるツラい便秘。毎日トイレに行ってお腹のものを出し切ってスッキリしたいのに、なかなか出てきてくれない…。そんな悩みを抱えている女性はたくさんいらっしゃると思います。
便秘になると、お腹の張りや体が重くなるといったツラい症状の他にも、にきびや乾燥、くすみなどといったお肌への悪影響も及ぼす恐れがあるので、女性にとって便秘は美容の大敵となっています。
便秘になりやすいタイプの特徴
水分補給をあまりしない
便秘になりやすい理由としてよく知られているのが、水分不足です。体に取り入れられる水の量が少ないと、便がうまくつくられず、便秘を引き起こしてしまう原因となってしまいます。
食物繊維の摂取不足
便を作るのに必要な食物繊維。毎日の食事の中に食物繊維をうまく取り入れている人は便秘になりにくく、逆に食物繊維の摂取があまりできていないという人は便秘になりやすい傾向があります。
ストレスが溜まっている
ストレスが溜まることで自律神経が乱れてしまい、腸の働きが低下してしまうことで便秘に繋がります。
便秘を悪化させてしまう間違った行動って?
トイレに行くのを我慢する
『トイレに行きたくなってきたかも…』と感じてからすぐにトイレへと向かう習慣がなく、いつも『もうちょっと行きたくなってから行こう』『あれを済ませてからトイレに行こう』などといったいろんな理由を言い訳に、トイレに行くことを我慢するクセがついてしまっているという方はたくさんいらっしゃると思います。
トイレに行きたい!と感じた時にすぐにトイレに行く習慣をつけていないと、だんだんと大腸の感覚が鈍くなり、トイレに行きたい感覚があっても自然と忘れてしまい、結局行かなかった、といったことになってしまいます。
トイレを我慢するクセがつき、それが繰り返されると便秘を引き起こしてしまう大きな原因となるので、便秘気味の方はトイレに行きたいかもと感じた時は、我慢をせずにすぐにトイレに向かうことが重要なポイントとなっています。
トイレで長時間座っている
お腹の中に溜まっているものを一気にすべて出し切ろうと、トイレに長い間座り続けていることも体にはよくないと言われています。携帯など見ながらトイレに長時間座っていることで、お尻にも負担がたくさんかかり、痔といった症状を引き起こしやすくなります。
トイレで一度に全部出し切ろうと長い時間頑張るのではなく、『トイレに行きたい!』という信号が出されたらその都度こまめにトイレに向かうことが大事です。
無理やり出そうとする
毎日1回は必ずお腹のものをすべて出し切らなければならないというわけではなく、トイレに行った際に不便もなく日常の中で不快感がなければ、無理矢理トイレに行く必要はありません。
大事なのは行きたいと思った時に我慢をせずにすぐにトイレに向かうということで、便秘になるのが心配だからとお腹からまったく信号が出ていないのにトイレに座ってしまうと、長時間座りっぱなしになってしまう原因となり、お尻に負担がかかってしまいます。
癖がついてしまった便秘薬
飲むだけで数時間後には便秘だったのが嘘のように、お腹のものを一気に外に出してくれる便秘薬。頻繁に便秘になってつらいという方に、この便秘薬というのはお腹をスッキリさせてくれる救世主のようなものですが、便秘だからと便秘薬を習慣的に飲むクセがついてしまうと、便秘薬がなくては便を排出することが難しくなってしまうといった症状がおこる可能性が出てきます。
今ではドラッグストア等で市販の便秘薬が手軽に購入できますが、もしも便秘になってしまって便秘薬を飲まなければならないほどになってしまったときは、まずお医者さんや薬剤師さんに相談をしてみてから使用することをオススメします。
食事の量を減らしてしまう
大腸の運動性は人によってそれぞれですが、大腸の働きが遅いという人は食事を通して便をたくさんつくってあげることが重要となってきます。便秘でお腹が張っているからと食事の量を控えめにしてしまっては、便秘はなかなか解消されません。
便秘だからと食事の量を減らすのではなく、しっかりとした食事をすることによって腸の働きが誘発され活発になり、つらい便秘解消へと繋がります。
体の内側をスッキリさせて美人度もアップ!
一般的に男性よりも女性のほうがなりやすいと言われている便秘。便秘が何日間も続くと、体は重いし、お腹もスッキリしないし、さらにはお肌の調子も悪くなってしまうという、女性にとってはよくないことばかりが便秘によって引き起こされてしまいます。
そんな便秘のときにやってはいけない行動を続けることで、さらに症状は悪化してしまい、美容面にも影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
女性の美容の大敵である便秘の悪化を防ぐためにも、間違った行動をしていないか、毎日の生活習慣の中でチェックしてみてください!