美容と健康のために水分補給は必須で、積極的に取り入れている人も多いと思います。しかし実はその“取り入れ方”を一歩間違えると、体に悪影響を及ぼしダイエットにも逆効果となってしまうことを知っていましたか?
多くの人が知っているようで知らない水を摂取する最適なタイミングはいつなのか。意外な結果を見ていきましょう。
一番あなたを太らせる水の飲み方は、「食事中」だった!
少しでも満腹感を得ようと、食事中にたっぷりと水分を摂っている人は多いと思います。しかし実はこれこそが大きな間違いで、食事中の水分は摂れば摂るほど太りやすくなってしまう可能性が!
私たちの体には食べ物を分解する「消化酵素」というものがありますが、これは代謝も促してくれるダイエットに不可欠な酵素です。特に食事中は活発に働いてもらわなければなりません。
しかしそんな時に水を飲んでしまってはどうでしょう。ダイエットのための消化酵素が薄まり、カロリーの消費活動が怠惰になります。すると燃えきれなかった栄養素が脂肪となって体に溜っていき、知らないうちに太りやすい体を作ることになるんですね。
しかもこの消化酵素は年齢を重ねるごとに減っていくから厄介です。美容老化が始まる30代に突入したあたりから、意識して気を付けなければなりません。
水分を摂ることで咀嚼回数も減っていくので、満腹感が得にくく食べ過ぎてしまうという難点もあります。最近「運動をしているのに痩せない……」という人は、食事中の水分摂取が問題かもしれません。
ダイエット効果を上げるなら、水分は食事30分前までに
水分を摂ること全てが悪いわけではありません。普段は積極的に取り入れることでデトックス効果も期待できるので、“食事中だけ”気を付ければ大丈夫です。
では、食事中以外のいつのタイミングなら飲んでいいのでしょうか。正解は、食事の30分以上前までです。それまでに水分摂取を終えておきましょう。この時点で喉を潤しておくと、食事中に「水を飲みたい」という欲求にもかられませんし、ダイエットに必須の消化酵素が薄められる心配もありません。だいたいコップ2杯ほどの水を飲むことで胃にちょうどいい重さを感じ、カロリーを75~90kcalほど抑えられると言われています。
またお腹に何もない状態なので、腸の動きも活発になって便秘の解消にも繋がります。吹き出物など肌の悩みにも効果的です。
さらにダイエット効果を上げるには?
さらにダイエット効果を上げたいという人は、食後が終わっても3時間が経過するまでは水分を摂らないように注意しましょう。食事一食にかかる消化の時間はだいたい3時間ほどで、それまではなんとか我慢して消化酵素を薄めないほうが賢明です。
もっとストイックに水ダイエットを成功させたいという人は、煮物や野菜など食事にも水分が含まれるということも考慮してください。スープを飲む日は煮びたしを食べないようにするといったように、バランスを取ってみましょう。
とはいえ、どうしても何かを飲みたくなってしまった場合は、温かい白湯やお茶ならOKです。これは食事中も同様で、1杯ほどであれば大きな影響は与えません。だたし、冷えた水は避けるようにしてくださいね。体を冷やすので血液循環を悪くし、太りやすい体を作ります。
水を飲むとデトックス効果があると思いがちですが、飲み方を間違えるとかえって太りやすい体を作ってしまうようです。しかも食事中の水分は胃酸の働きも弱めるので、消化に時間がかかる→体の血液が胃に集中→脳の動きが低下して眠くなる、といった悪影響も及ぼします。
水分摂取のタイミングは意識するだけであなたの体は変わります。ぜひ明日から実践してみてください。
参考:アクアクララ株式会社、アルピナピュアウオーター研究所