すっかり毎日暑くなり、薄着の季節がやってきました。しかしながらTシャツから覗くむちむちとした二の腕や、すっかり丸みを帯びた太ももは見るたびに薄着になる勇気を奪いますよね……。
ダイエットをしても一度ついてしまった肉はなかなか手ごわく、長続きしない人も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにはドイツ人たちから学ぶ、食べても太らない「ドイツ式ダイエット」がおすすめ! 実践した私がその魅力をご紹介します!
“体によいもの”だけを取り入れる
ドイツ式ダイエットの条件その1は「食べ物の質を上げる」ことです。ドイツは野菜からスナック類、さらにはお茶に至るまで多くのビオ製品で溢れていますが、ドイツ人女性はできるだけそれらを口にするようにしています。そうすることで、まずは体内をキレイにし、痩せやすい体を作っているのです。
私たちの周りは、添加物や農薬がたっぷりと含まれた食品で溢れています。健康によさそうなカロリーオフのヌードルも原材料を見たら添加物だらけだったり、外食で口にしているサラダも農薬がたっぷりとかかったものかもしれません。
しかしこれらの有害物質は、一度体の中に入ると消化されずにいつまでも体内に残り、脂肪の燃焼を妨げます。また血行不良も招くので、ダイエットの大敵である冷えをもたらして基礎代謝を一気に下げてしまう可能性も。これではいくら頑張っても痩せにくい上に、老化現象を早めることにも繋がります。
まずは体の中に有害なものを入れないようにしてみてください。ドイツ人たちはいいものを食べるというよりも「悪いものを体に入れたくない」という意識が高いようです。
積極的に有機野菜などの健康的な素材を取り入れていくと自然と「もっと食べたい!」という欲求がなくなり、腹八分目が保てますよ。また、体にいいものが入ってくるとポテトチップスなどのお菓子がまずく感じてくるので、不思議と間食断ちもできます。
朝の果物が、体の毒素を取り除く
また、たくさんのフルーツを摂ることもドイツ式ダイエットの基本です。特に朝のフルーツは1日の代謝を上げると同時に、体の毒素の排出を促す効果が期待できるのでダイエットに最適です。駅の売店にもカットフルーツが売られているほど、新鮮なフルーツはドイツ人たちの人気の朝食となっています。
フルーツは太るイメージもありますが、人間の体は午前中は排泄する時間です。消化も早くエネルギーになりやすいので、気にせずむしろ積極的に取り入れるといいでしょう。ヨーロッパには「朝のフルーツは金、昼は銀、夜は銅」ということわざがあるほど大切にされている習慣なんですよ。
ちなみに朝におすすめのフルーツNo.1はスイカです。スイカには脂肪細胞の成長を抑制するリコピンやむくみを防止するミネラルが豊富に含まれていて、朝食べることによって毒素排出をさらに促してくれます。また、食物繊維が豊富なキウイもお通じをよくしつつ、お腹の中で膨張するので、腹持ちがよくおすすめです。
一時期、朝バナナダイエットが流行ったことがありましたが、バナナも朝食には悪くはないものの、キウイのほうが食物繊維が豊富でカロリーも低いのでより優秀です。
ダラダラ運動で、効果を上げる!
食べるものにこだわったら、生活にちょっとした運動を取り入れてみましょう。運動と言っても走ったりジムで鍛えるのではなく“お散歩”程度で十分です。ドイツ式ダイエットでは1日、もしくは隔週で“計20分”ほど運動するだけで効果的です。
運動で痩せるというより、筋肉を適度に動かしてあげるイメージですね。食べ物にこだわったことで体内環境が向上しているので、そこに少しの運動を加えることでより太りにくい体を定着させることができます。
また、脂肪も燃焼しやすくなっているので、今までの運動よりも効果があるはずです。特に少しの運動でもたっぷりと出てくる汗を見ると、代謝がよくなっていることが目に見えて分かりますよ。
ドイツ人女性はとてもスタイルがよく、メリハリのある体つきの人が多いですが、それは日々の心掛けから生まれている賜物なのです。
無理なく行え、健康な体を手にできる「ドイツ式ダイエット」。この夏をより楽しく過ごすためにも、ぜひ試してみてくださいね。
参考:『「つらい冷え性」がいますぐ治る本』 PHP文庫/坂戸 孝志、青森県産食品素材、ゼスプリインターナショナル ジャパン株式会社