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カッコ悪い大人になってない?言うことを聞かせたがる大人にありがちな行動パターン







年下と話すとき、偉そうに話したり、説教くさくなる人っていません? はい、それ私です。



経験を振りかざして、言うことを聞かせるという暴挙。カッコ悪い自覚はあるのに、同じことを繰り返してしまうんですよね。



自戒の念も込めて、カッコ悪い大人にありがちな行動と心理パターンを分析してみました。



 

カッコ悪い先輩がやりがちな行動パターン





私の行動を例にしてみましょう。



・過去の苦労話が多い



・自慢話やうんちくを語りたがる



・自分の思考や行動パターンを押し付ける



・根ほり葉ほり聞きたがる



まだまだありそうですが、この辺りは自覚症状がある部分です。くぅ~、カッコ悪い。恥ずかしい!



そもそもなぜ、こんな行動パターンに陥ってしまうのでしょうか。



 

カッコ悪い先輩はこんなことを思っています





自分なりに分析してみると、苦労話をするのは、暗に「お前も苦労して然るべき」という心理が働くからだと思います。「自分の思考や行動パターンを押し付ける」理由もほぼ同じ。ゴールは自分と同じはずという思い込みがあるので、同じ苦労や考え方、行動を強要したがるんでしょうね。



自慢話やうんちく語りをしたがる人は割と多いと思いますが、私の場合は経験以外に年下に自慢できるものがないからなんですよね。誤解を恐れずに言ってしまえば、年齢が低いほど、悩みのレベルって低いことが多いと思います。経験が少ないので、問題を重くとらえてしまう傾向があるからでしょう。



実際、二十歳の頃に死ぬほど悩んでいたことの多くは、今なら小一時間でクリアーできるものがほとんどです。そこを褒めてほしい、ただそれだけ……。



根ほり葉ほり聞くのは、興味があることはもちろんですが、自分が優位なことを確認したいという傲りもあるのだと思います。ここまで自己分析して、もう辛くなってきました。



 

誰の言うことも聞くなという優しさ





こんなことを書きたくなったのは、ある曲の歌詞に感化されたからです。



以前、生命保険会社のCMソングだった、竹原ピストルさんの『よー、そこの若いの』の歌詞の一節を抜粋してご紹介します。

よー、そこの若いの 俺の言うことを聞いてくれ



「俺を含め、誰の言うことも聞くなよ。」



よー、そこの若いの こんな自分のままじゃいけないって



頭を抱えてるそんな自分でいけよ



 



出典:『よー、そこの若いの』竹原ピストル

 



ダウンタウンの松本人志さんが高く評価していることでも知られる竹原ピストルさん。若い人を純粋に応援できる、それだけがカッコ良い大人の条件なのだと、目が覚める思いでした。



 

カッコ良い大人が身につけるべきはスマートさじゃない





昔は言うことを聞かせたがる大人を軽蔑したのに、気づけば同じ大人になっていたようです。



仕事や恋愛の作法、ファッションやお酒の飲み方がスマートなことが、カッコ良い大人だと信じてきましたが、それは単なる外側のオプションでしかありませんでした。磨くべきはスマートさよりも、思いやりとか優しさとか、外側では繕えない部分だったのに。



上辺の評価にとらわれて、自分を必要以上に大きく見せたり、自意識が高すぎる大人はやっぱりカッコ悪い。それに気づいたときこそ、カッコ悪い大人から脱皮できるチャンスなのかもしれませんね。
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