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周期表と原子構造を可視化するHololensアプリ「MyLab」がリリース


海外メディアRoadtoVRは、2017年3月24日の記事において、Hololensアプリ「MyLab」を紹介した。


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昨年開発版がリリースされたHololensを、教育の現場で活用する試みは、本メディアでも過去の記事で紹介したようにすでに始まっている。


例えば、ノルウェーの小学校の授業でHololensを活用した事例では、目で直接的には観察するには大き過ぎる太陽系の惑星を、ホログラフィックなグラフィックで見ることによって理解を深めていた。


本記事で紹介するHololensアプリ「MyLab」は、反対に原子という小さ過ぎて直接的には見ることができないモノについて、ホログラムを用いて観察することで理解を深めるアプリである。



同アプリはホログラフィックな周期表と、周期表にある原子の視覚的なモデルから構成されている。原子のモデルは、中心にある原子核と、その原子核の周囲を回る電子が実際に動いて見える。


実のところ、同アプリが表示するビジュアル・データとそのデータの操作について、ほぼ同様の機能をiPadアプリで再現することも可能だ。


しかしながら、既存のタッチスクリーンがベースのアプリとHololensアプリのあいだには、決定的な違いがある。その違いとは、既存のスマホ/タブレットアプリではユーザーは物理的なデバイスにタッチしなければデータを操作できないのに対して、Hololensではユーザーは完全にバーチャルな存在のデータを操作することが可能なのだ。


非物質的なデータを操作できるというHololensアプリの特徴は、例えば化学の実験において大きな威力を発揮する。化学の実験では、手袋をはめていることもありえるし、また実験に危険な薬品を使うこともある。そうした実験中に、iPadを実験台のどこかに置いたり、さらには画面に触れて操作することは、時として非常に困難である。


Hololensアプリであれば、手袋をはめてようが、目の前に危険な薬品があろうが、全く関係なく操作することができる。「MyLab」は、以上のようなHololensのユーザー・エクスペリエンス上の利点を暗示しているのだ。


Hololensアプリの探求は、まだ始まったばかりなのである。


なお、「MyLab」は本記事下部に示すMicrosoft Storeにいくリンク先からダウンロードできる。


Hololensアプリ「MyLab」を紹介したRoadtoVRの記事

http://www.roadtovr.com/mylab-hololens-brings-interactive-periodic-table-chemistry-classroom/


Microsoft StoreのHololensアプリ「MyLab」ページ

https://www.microsoft.com/en-us/store/p/mylab/9nn8dz3j8ksx#


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