一般社団法人アート東京は、アートフェア東京2017 オープニングパーティにて、VR+AI –LIVEドローイン グ「Dress for Venus」の公演をおこないその情報を公開した。
ウィリアム・ブグローの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれた、世界で最も華麗と謳われるヴィーナス。
日本を代表するフ ァッションデザイナーであるコシノジュンコが、「100年ハダ カだった彼女に手作りのドレスを着せる」という前代未聞のア ート・プロジェクトである。
DRESS for VENUS概要
絵に、どうやってドレスを着せるのか?
精緻な ドレスをつくるためには、本人の体のラインや形状にフィットしたデザインを構築する 必要がある。
作成したデザインをすぐに絵画に反映するためには、ヴィー ナスを3D化し、VR空間上で直接ドレスを「描く」手法が最善であると判断された。
①ヴィーナスを絵画から3D化
2Dの世界にいるヴィーナスのボディに、直接触れながら、立体的に服を描いてい くために、絵画を元に3Dモデル化してヴ ァーチャル空間に配置する。
② VR空間上でドレスを描く
VRドローイングツール Google「Tilt Brush」を使用し、ヴィーナスの3Dモデ ルにドレスを「描いて」いく。
③ 実物の像にドレスを着せる
「ペッパーズ・ゴースト」と呼ばれる 立体投影技法を用いて、VR空間で描かれたドレスを実物のヴィーナス像に投影し、360度から閲覧できるようにする。
④ ブグローのタッチを再現・合成
ブグローの絵画をAIに学習させ、そのタッチを再現できる画像フィルタを制作し、デザインされたドレスをオリジナルの絵画に馴染むように、変換して合成する。
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