海外メディアVRScoutは、2017年2月26日の記事において、VRキーボード「Punchkeyboard」を紹介した。
VRテクノロジーは、視覚と聴覚に強く訴えるVRコンテンツを通じてユーザーに深い没入感をもたらす一方で、既存のPCやスマホで簡単にできることがまだ快適に実行できない部分もある。そうしたものの最たる例が、文字入力だ。PCやスマホにおいては最も基礎的な機能を、VRヘッドセットを装着した状態で実行するための標準的な解決策は、まだ確立されていない。
そんななか、VR・AR開発者のJonathan Ravaszは、最新のVRキーボード「Punchkeyboard」のデモ動画を公開した。
同キーボードのようなバーチャルなキーを単純にたたくスタイルのものは、実は過去に本メディアでも報じたようにGoogle Labの「Drum Keys」や「Cutie Keys」がある。
同キーボードが、先行デバイスより進んでいるのは、入力補完機能が実装されたことだ。同機能が実装されたことで、同キーボードによる文字入力は、よりスマホのそれに近くなったと言えるかも知れない。
もっとも、同キーボードも先行デバイスと同様に、触覚は再現していないのでキーを押した感触を感じることはできない。
なお、同キーボードのソースコードはオープンソースとなっており、本記事下部に示したGithubのリンク先から入手することができる。ダウンロードしたソースコードは、開発したVRアプリに実装することも可能だ。
VRキーボード「Punchkeyboard」を紹介したを紹介したVRScoutの記事
http://vrscout.com/news/punchkeyboard-vr-keyboard/
GithubにアップされたVRキーボード「Punchkeyboard」のソースコード
https://github.com/rjth/Punchkeyboard
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