2017年2月23日、HTCが記念すべき第1回Viveport Developer Awardsの受賞作を発表した。8人の審査員が選出するViveportデベロッパーアワードは四つの部門に分かれており、他にコミュニティチョイス1作品が存在する。
審査員の詳細については、過去の記事で紹介した通りだ。各分野のクリエイターが参加している。
受賞者への賞金と賞品
各部門の受賞者には、以下の賞金・賞品が贈られる。
部門別
1位:5万ドルとHTC Vive
2位:3万ドルとHTC Vive
3位:1万5,000ドルとHTC Vive
入賞(2作品):HTC Vive
コミュニティチョイス
他の賞品に加えて1万ドル
受賞作品
Explore部門
この部門に選ばれたのは、ユーザに探検を楽しませてくれた作品だ。1位に輝いたApollo 11 VRは人類を初めて月へと運んだアポロ計画をテーマとしている。
1位:『Apollo 11 VR』(Immersive VR Education Ltd.)
2位:『Realities』(Realities.io)
3位:『The Body VR』(The Body VR)
入賞:
『A Chair in a Room: Greenwater』(Wolf &Wood Interactive)
『Mars Odyssey』(Steel Wool Studios)
Create部門
この部門に選ばれたのは、ユーザがVRオブジェクトや音楽・絵画のようなアートを作り出せる作品だ。Fantastic Contraptionは物理法則に従って動く複雑なオブジェクトを操作できるパズルゲームである。
1位:『Fantastic Contraption』(Northway Games)
2位:『Soundstage』(Hard Light Labs)
3位:『Paintlab』(LAB4242)
入賞:
『Kodon』(TenkLabs)
『Arcade Artist』(Groove Jones)
Connect部門
この部門では人と「繋がる」作品が選ばれている。
1位:『Cloudlands: VR Minigolf』(Futuretown)
2位:『AltSpaceVR』(AltSpaceVR)
3位:『Engage』(Immersive VR Education Ltd.)
入賞:
『World of Diving』(Vertigo Games)
『SurrealVR』(SurrealVR)
Experience部門
物語や雰囲気が重視された作品が「経験」の部門に選ばれているようだ。
1位:『Allumette』(Penrose Studios)
2位:『Pearl』(Google Spotlight Stories)
3位:『Firebird – La Péri』(InnerspaceVR)
入賞:
『TheBlu』(Wevr)
『The Night Café: A VR Tribute to Van Gogh』(Borrowed Light Studios)
コミュニティチョイス
コミュニティの投票によって選ばれた。
『A Chair in a Room: Greenwater』(Wolf &Wood Interactive)
受賞作品のセール
第1回Viveportデベロッパーアワードは、上記の20作品に贈られた。これらの作品は、現在のViveportで利用できるVRコンテンツの代表とも言える存在だ。
日本語に対応していないものも多いが、気になる作品があったら手を出してみてはいかがだろうか。Experience部門以外の3部門で1位になった作品はいずれも、最大40%オフのセール価格で購入できる。
ここで選ばれた作品には、選ばれるだけの理由があるはずだ。「VRに興味があって最近になってViveを買ったけれど、どのコンテンツを買えば良いのかわからない」というユーザには参考になるだろう。
参照元サイト名:Vive
URL:https://blog.vive.com/us/2017/02/23/viveport-developer-award-winners/
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