Google ResearchとDaydream Labがまるでヘッドセットが透けているかのようにユーザーの表情を周りの人に見せることができる新技術「ヘッドセット リムーバル」を発表した。
このテクノロジーはVRヘッドセットをつけてない人にもVRコンテンツの感動が伝わるようにと開発されたもので、VRを体験している人の表情を周りの人にも見せれるようにすることで、ユーザーの感覚をビューワーに伝えることができる。
テクノロジーの仕組みを解説すると、まずヘッドセットユーザーの顔をスキャンし、顔の3Dモデルを制作する。
そしてマシンラーニングとグラフィックテクニックを使用し、ユーザーの様々な表情をスキャンする。
それをSMIアイトラッキングテクノロジーが搭載されているHTC Viveヘッドセットを使い、ヘッドセットの中のユーザーの実際の目や顔の動きと合わせて投影することで、ユーザーの表情を周りの人にもわかるように再現することができる。
ユーザーをグリーンスクリーンの前に立たせ、ユーザーが見ているVR内の映像を統合すれば、よりバーチャルの世界が見ている人にもわかりやすく感じれるようなる。
このテクノロジーはただ単にユーザーの表情を映し出すだけでなく、VRカンファレンスやマルチプレイヤーゲームなど、コミュニケーションが必要となるシチュエーションでの利用も期待される。
参照元URL: https://research.googleblog.com/2017/02/headset-removal-for-virtual-and-mixed.html
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