CNETが10月に発売を予定されているバットモービルの画像を掲載した。このラジコンがモデルとしているのは、2017年の公開が予定されている映画『ジャスティス・リーグ』に登場するバットモービルである。一見するとただのリアルなラジコンなのだが、AR機能を含むコレクター向けのギミックが搭載されている。
バットマン
バットマンは、魔法や超能力の代わりに多数のガジェットを駆使して戦うヒーローだ。彼の使うガジェットはどれも人気が高いが、その中でも特に有名なのが愛車バットモービルだろう。日本では、「バットマンの登場する作品(漫画、映画、ゲームなど)をきちんと見たことはないが、バットモービルなら聞いたことがある」という読者も多いかもしれない。
バットモービルに搭載されたギミック
ARカメラ
このバットモービルに搭載された目玉機能が、ARカメラだ。運転席に座るバットマンの視点で外を見ることができる。しかも、ただのカメラではなくARカメラである。このカメラを活用するためのARアプリには、狙った標的をロケットで撃つような機能が付くという。
どのような映像になるのかは公開されていないが、自分がバットマンとして運転しているような体験が可能になるはずだ。適当な障害物でコースを作り、ヴィランのフィギュアをセットした中を走り抜ければスリルのあるドライブを実現できるだろう。
単にスマートフォンのアプリで運転できるラジコンは珍しくない。しかし、コックピットから外を眺められる(しかも、アプリでAR機能まで追加)というのは新しい。未来のラジコンと言えそうだ。
排気ガスが出る
ラジコンは電池で動くので、煙は出ない。しかし、このバットモービルは本物のように排気口から煙を吹き出す。
もちろん、出て来るのは本物の煙ではない。特殊なオイルを煙のように広げるギミックが搭載されているだけだ。
詳細は明らかにされていないが、ジョークグッズとして販売されている電子タバコと同様の仕組みだと思われる。煙のように見えるものは、実際には水蒸気だろう。内部で火を使っているわけではないので火災の心配はないし、煙そのものも無害だ。
おもちゃとAR
ファンも納得する細部の完成度と、大人でも楽しめるARと煙のギミックを搭載したこのバットモービル。バットマンに憧れる子どもにあげれば大喜び間違い無しのプレゼントだ。
しかし、子どもよりはコレクターを狙った商品らしい。販売価格は250ドルを予定している。
キャラクターグッズということもあって、子どもへのプレゼントには値段が高すぎる感じもあるバットモービル。進化するラジコンの一例としては価値があるのではないだろうか。
今回はラジコンとARの組み合わせだったが、他にも「既存のおもちゃとAR」を組み合わせて新しいおもちゃが作り出せるかもしれない。カメラが小型軽量化され、価格も安くなっているのでより可能性は広くなっている。
カメラを搭載するだけではなく、Holo Cubeのような玩具もアリだ。アイデアを現実にできるだけの技術が育ちつつある。
参照元サイト名:CNET
URL:https://www.cnet.com/pictures/we-got-a-look-at-the-new-justice-league-batmobile-and-it-is-totally-badass-toy-fair-2017/15/?query=batmobile
参照元サイト名:Engadget
URL:https://www.engadget.com/2017/02/18/batmobile-toy-uses-augmented-reality-to-show-the-drivers-view/#/
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.