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VRディスプレイを3倍高精細化するLCDの新技術が2018年にも試作段階へ


ディスプレイ


近年では、印刷物と見分けがつかないほど解像度が高く、美しいディスプレイも登場している。そんなディスプレイの将来を支えそうな技術をOSA(The Optical Society)が紹介している。


新素材により、dpi(1インチあたりの画素数)を高め、VR用ディスプレイによりリアルな映像を表示できるようになる。各国の研究者からなる国際的なチームが開発した新液晶は、次世代ディスプレイの有用技術と目されるLCDに最適化されているという。


高いdpiを持つ従来のディスプレイとしては、AppleのRetinaディスプレイが挙げられる。これは約500dpiの高画質ディスプレイだ。今回開発された技術を使うと、約3倍の1,500dpiにまでピクセル数を増やすことができるらしい。1インチあたりに1,500ピクセルという高密度のディスプレイが作れる技術だ。


大画面のテレビやPCモニタであれば、多少dpiが低くとも問題はない。しかし、ヘッドセットに収まるサイズでなければならないVR用ディスプレイではそうも言っていられない。VR用ディスプレイにとって、今回の技術は大きなブレイクスルーとなる可能性がある。


動作にどんなGPUを必要とするのかは考えたくないが、2018年までにこちらも強化されていると期待することにしよう。


さて、こうした液晶のプロトタイプは2008年にSamsungが開発を初めたが、必要な電圧の高さなどに問題があって実用化には至っていなかった。今回開発に取り組んだのは、フロリダ大学の研究チーム、日本の液晶製造企業と台湾のディスプレイメーカーである。苦慮の末にチームは低電圧での動作を可能とした。


研究チームの主任は、来年には実用的な試作品の製造が可能だと考えている。


OSAのサイトからは、論文へもリンクされている。


 


参照元サイト名:OSA The Optical Society

URL:http://www.osa.org/en-us/about_osa/newsroom/news_releases/2017/novel_liquid_crystal_could_triple_sharpness_of_tod/


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