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幸せの連鎖を世界中に発信!DEFanniversaryとSHOWROOMがコラボして実現したVR結婚式参加レポート


2016年6月28日、ホテル メルパルク横浜にてRICOHの試作中の全天球ライブカム実験機を会場に3台配置し、VRライブ配信をしながら視聴者は新郎新婦にギフティングができる「ギフティングウェディング」が画期的な結婚式が執り行われた。


赤丸がカメラの位置

赤丸がカメラの位置


新郎新婦がライブを視聴できるように高砂席にもディスプレイを設置

新郎新婦がライブを視聴できるように高砂席にもディスプレイを設置


配信先はSHOWROOM株式会社の運営するライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」、企画は最小15万円でのプレゼント型結婚式を提供する「Wedding Forward」を運営する株式会社DEFanniversary。衣装提供はワタベウェディング。


DEFanniversaryはロンドンブーツの田村淳氏が出資していることもあり、今回の司会進行役は同士が担当。


田村淳氏

田村淳氏


また、ライブ配信の副音声ではよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑いトリオ「ニブンノゴ!」の森本英樹氏が解説を行った。


右側が森本英樹氏

右側が森本英樹氏


何も知らない新婦が突然のプロポーズ&結婚披露宴に


今回は「新郎が新婦に結婚式をプレゼントする」というコンセプトのもと行われました。


ライブ配信は花嫁を待ち構えるところから始まります(こちらはVRではなく通常のSHOWROOMライブ配信)。


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ウェディングドレスの衣装合わせと聞いて会場にやってきた花嫁が、突然新郎よりプロポーズを受け、そのまま結婚式会場まで連れてこられていきなり結婚披露宴を行うというもの。


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プロポーズ後は披露宴会場に場所を移し、ライブもVR配信に切り替え進行。3台の360°カメラの映像をスタッフが随時切り替えながらの配信となった。


乾杯の挨拶に始まり、ケーキ入刀、ファーストバイト、友人スピーチ、新郎新婦のなりそめを紹介する動画など一般的な形式。


ただ、新婦だけは結婚式をやることは何も知らされておらず、番組さながらのどっきり演出で突然のプロポーズ&結婚披露宴の開催に新婦は興奮の最高潮。


その様子を参列者とは別に2319人がSHOWROOMのVRライブ配信で視聴し、お祝いのギフティングやコメントを贈った。


ギフティングの嵐


ライブ中は多数のギフティングが投じられました。


SHOWROOMのライブ中に投入できるギフトは無料のものと有料のスペシャルギフトと呼ばれるものがあります。


SHOWROOMのギフト一覧

SHOWROOMのギフト一覧


視聴者は無料ギフトは何十個か投入できるようになっており、有料ギフトはShow Goldと呼ばれる仮想通過を購入して使います。


視聴開始でいくつかの無料ギフトがもらえる

視聴開始でいくつかの無料ギフトがもらえる


VRライブ配信開始当初、新郎新婦入場前は司会進行役の田村氏ギフティングが集中。


ギフティングを受ける田村氏(スクリーン)

ギフティングを受ける田村氏(スクリーン)


また、360°映像が映るということで、式の参列者も身なりを整え直していました。


その後、新婦が登場すると新婦にギフティングが大量投下され、プロポーズが成功すると祝福のコメントが多数投稿されました。


新郎新婦が入場すると会場は割れんばかりの拍手、SHOWROOMのライブ上ではギフティングの乱れ打ち。


新郎新婦

新郎新婦


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主役でなくともギフティングが


続いて乾杯の挨拶。驚いたのが、挨拶をする友人にも大量のギフトが贈られていました。


乾杯の挨拶を行った友人

乾杯の挨拶を行った友人


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ギフトを贈られた本人も「嬉しかったです」と語っており、スクリーンに映し出された自らに対してのギフティングを眺めていました。


また、式に参列できなかった新郎友人からライブを通してコメントが届き、それに対して盛り上がる場面も。


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国境を越えてベトナムからの視聴者もいたようです。


国境を越えてベトナムからの視聴者もいたようです。


ハイライトはケーキ入刀


ギフティングのハイライトはケーキ入刀のシーン。


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入刀シーンはライブ上の画面ではギフティングの嵐でまったく見えなかったです。


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ファーストバイトでは、新婦のときのほうが新郎のときよりもギフティングが多かった。どっきりを仕掛けられた側というのもあるかと思いますが、傾向として新婦のほうがギフティング対象になりやすそうです。


二人のキスシーンもギフティングの大きな並みとなり、幸せな瞬間と連動してギフティングが飛び交いました。


キスシーン

キスシーンでは有料ギフトも多数投下


新郎のご友人スピーチの後、即興で巨大な生け花を完成させたシーンでは新郎新婦・友人と面識のないユーザからも「感動して泣きそうになった」というコメントが届いた。


スクリーン下にあるのが生け花

スクリーン下にあるのが生け花


締めは新郎新婦から感謝の言葉でギフティングはバースト。拍手とギフトに包まれながら披露宴は無事に終了。


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VRライブ配信では過去最大となる累計2319人が当日の様子を視聴した。多数のスペシャルギフトも届けられ、ライブ中に投入された有料ギフトは約3,000個で、こちらもSHOWROOM VRとして過去最高を更新。


なお有料ギフトで得た収益は、新郎新婦にお祝儀として全額還元される。


SHOWROOMとしては本取り組みに関して、B to Bのビジネスモデルと位置づけ、DEFanniversaryの協力のもと展開していくようだ。


幸せの連鎖を発信していきたいという強い使命感


今回、サプライズで花嫁に結婚式を送った新郎はDEFanniversaryの社員。

実は、当日は別のカップルの結婚式を配信する予定が急遽キャンセルとなり、一時は開催が危ぶまれていた。


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しかしながら、自らが結婚式を行うことで何とか開催にこじつけた。参列者には前日に招待の案内を出した。式の準備は限られた時間で、極限のなか行われた。


そこまでして開催したのは「結婚式をVRでやることで幸せの連鎖を世界中に発信したい」という強い思いがあったからだ。


ギフトウェディングを企画するDEFanniversaryがSHOWROOMとコラボし、VRを取り入れたライブ配信で新郎から新婦に結婚式をプレゼントした本企画。


幸せのおすそ分け配信は、盛況だったのではないだろうか。


VR結婚式を可能にしたRICOHの全天球ライブカム実験機


今回、結婚式ライブ配信を可能にしたのは技術協力として参加したRICOHの全天球ライブカム実験機の貢献が大きい。


RICOHの全天球ライブカム実験機

RICOHの全天球ライブカム実験機


一見THETA Sのような見た目ですが、USB経由にてリアルタイムに映像コントロールが可能(EV、RGBゲイン)であり、今回のような

約2時間に渡る長時間の撮影を可能にしたのが今回の実験機というわけだ。


出力映像は2K全天球動画(Equirectangular 1920×960ドット 1080p 29.97fps)のリアルタイム出力となっている。


長時間の撮影による熱暴走を防ぐため、ヒートシンクや内部電池式にしないことで対策している。


RICOHの全天球ライブカム実験機


こちらは現在試作機を8台開発しており、そのうちの3台を今回使用した。


製品化については全くの未定とのことだが、今後楽しみな機材です。


VR結婚式をしてみたいとの声も


参列者とライブ視聴者に同時に祝福されるということで、司会の田村氏が適宜コメントを読み上げたり、副音声で森本氏がギフティングしたユーザのフォローをするなど、「視聴者を無視しない構成」が非常に際立っていた。


課題としては、VR結婚式は3台の360°カメラで撮影されたが、映像の遅延などが起こらぬようにアングルの切り替えは運営側でコントロールしていた。


技術の進化にあわせてユーザが任意に切り替えかえられるとさらに面白くなると感じました。


視聴者の中にはVR結婚式をしてみたいという声もありましたので、今後の広がりに期待です。


視聴者の中にはVR結婚式をやってみたいという声も

視聴者の中にはVR結婚式をやってみたいという声も


株式会社DEFanniversary公式サイト

http://defanniversary.com/


SHOWROOM

https://www.showroom-live.com/


RICOH

http://www.ricoh.co.jp/


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