ZeniMaxは自社の技術がOculusに盗用されたとしてFacebookを訴えていた。この裁判の続報をBloomberg Technologyが伝えている。
判決は20億ドルを求める訴訟内容の一部を認めなかったものの、FacebookがZeniMaxの技術を使用したことを認めた。結果的に、Facebookに5億ドル(約566億円)の支払いを命じている。Facebookはこの内容を不服とし、上訴するという。
結果について、Oculusの広報は「失望している。Oculusに使われているのはOculusの技術だ」としている。
また、Facebook側の弁護士はZeniMaxがOculusに対して取った行動に疑念を抱いている。ZeniMaxは2013年の初めにVR関連の開発を中止しており、Oculusに対しても特に対応することはなかった。しかし、FacebookがOculusを買収することになってから動き始めている。
一方のZeniMaxは声明において「このような訴訟を起こさなければならないことを残念に思う。しかし、価値のある技術を違法に使おうとする企業に対抗しなければならない」と発表した。
ZeniMax側の弁護士はOculusの行為は権利の強盗のようなもので、ZeniMaxの利益を奪うものだったと主張している。
ZeniMaxは盗用された技術に対して正当な権利を主張しただけなのだろうか?それとも、Oculusの成功に乗じて賠償金の獲得を狙ったのだろうか?
いずれにせよ、この争いはまだ続くようだ。
参照元サイト名:Bloombeg Technology
URL:https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-02-01/facebook-jury-awards-500-million-over-virtual-reality-headset
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