フィナンシャルニュースサイトFinancialBuzzがAR産業の成長に関するリサーチを発表した。
本リサーチの内容を紹介する。
AR産業の成長に関するリサーチの概要
リサーチによれば、ARマーケットは2024年には1000億2400万ドル(約11兆4400億円)にまでの大きさになると予想されている。
テクノロジーが成長するにつれ、ARのデバイスも豊富になっており、スマートフォンと似たような、スマートグラスと呼ばれるデバイスがリリースされている。
さらにARテクノロジーも様々なものに使用され、カメラ、スマートフォン、GPSナビゲーション、スピーカーなどのプロダクトに使われている。
リサーチはARテクノロジーがエンターテインメントとして主流になると予想しており、ハードウェアテクノロジー、モバイルソフトウェア、そしてInternet of Things (IoT)フィールドがニーズの増加に貢献していると示している。
Vuzix Corporation, Intel Corporation, Microsoft Corporation, Facebook Inc, Sony CorporationはARにおいてのメジャー企業としてあげられている。
Vuzix
VuzixはAR/VRテクノロジーを使った様々なプロダクトを提供している。
現在、特許を49個取得しており、43個が申請中である。
その他にも、ビデオアイウェアのフィールドでIPライセンスをいくつも取得している。
同社はCESで2005と2016年のワイヤレステクノロジーをはじめ、いくつもの賞を受賞している。
CES 2017では賞を受賞したBlade 3000 Smart Glassをデモンストレーションした。
Intel
Intel CorporationはIntelのRealSense 3Dカメラを使用したARテクノロジーで現実世界にデジタルレイヤーがかぶるDagri Smart Helmetを最近発表している。
同社はARに力を入れており、Dagri Smart Helmetを始め、RealSense 3Dカメラを使用したプロダクトを開発中だ。
Microsoft
ARテクノロジーを使い、3D効果を現実世界に重ねることができるHoloLensを開発している。
他にもMagic LeapとMRプロダクトも発表している。
HoloLensは着実に人気をあげており、ARの主流になりつつあり、AR産業の中でももっとも勢いがあるといえる。
CEO Mark Zuckerberg氏に確認されているとおり、AR産業に参入しようとしている。
Zuckerberg氏は「10年以内はOculusRiftの現在のような状態がARに来る」と話しており、今後の動向に注目が集まっている。
Sony
スマートグラス、SmartEyeglassのデベロッパーバージョンのスマートグラスを制作している。
SmartEyeglassはメガネを通して物が見えるデバイスで、内蔵カメラでトラッキングや、タッチセンサー付きのコントローラーはセットになっているARデバイスだ。
SmartEyeglassはすでにデータなどが公開され、アプリクリエーターがSmartEyeglassデバイス対応のアプリが制作できる環境を整えている。
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