VRFocusが、Loom.aiが発表した技術について伝えている。
Loom.aiはサンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業である。同社は12月13日、一枚の顔写真からその人物の3Dアバターを作成するプラットフォームを発表した。この技術では、人物を3Dスキャンせずとも写真から3Dモデルを作成できる。
このサービスは既にデモが公開されており、登録を行えば自分の写真からアバターを作成可能だ。登録フォームでは名前と企業名の他に産業分野を選択するようになっている。その中にはVR/AR、ゲーム、メッセージング、ソーシャル、電子商取引、その他の六つの選択肢が用意されており、幅広い分野で3Dアバターが利用される可能性を感じさせる。
この技術で写真から3Dアバターを作成するには、高度なAIと顔の特徴を検出するシステム、そして3DCGの技術を融合させている。特許出願中の手法も含まれている。また、性別や民族の情報もモデルを写真に近いものとするために参考にしている。
現在は公開されていないが、髪型や目の色を変更する機能も作成されている。処理にかかる時間も合計7分程度となっており、行っている処理の高度さを考えれば十分現実的なレベルだ。
また、アバターの身体もユーザの情報(おそらく身長や体重)から体型を推測して変化させるシステムが計画されている。現在のデモでは男女で各1パターンしかないが、将来的にはより個性的なアバターを作成できるようになる予定だ。
公式サイトやTwitterには投資に関する詳細が掲載されていないが、VRFocusによればLoom.aiは135万ドル(1.5億円)の資金調達に成功したことも発表したという。
参照元サイト名:Loom.ai
URL:http://www.loomai.com/
参照元サイト名:VRFocus
URL:https://www.vrfocus.com/2016/12/loom-ai-unveils-personalised-3d-avatar-platform-after-securing-1-35m-in-seed-funding/
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