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VRが世界初「頭部移植」の準備に役立つ。頭部移植手術患者が新しい身体に慣れる練習にVRを利用


装着中


VRScoutによれば、世界初の頭部移植手術を行う予定の神経外科医が「VRを利用して新しい身体に慣れる準備ができる」と主張しているという。


セルジオ・カナヴェーロ教授は、世界で初めて頭部移植手術を実施したいと考えている神経外科医である。彼は、患者が新しい身体に慣れるための準備としてVRを活用できると考えている。この手術を行えば、首から下が麻痺した人でも再び歩くことができるという。しかし、他人の身体におかれることで予期せぬ心理的な反応が起きる可能性があるという。


そのため、患者は手術前に数カ月に渡ってVRでのセッションを行う必要があるという。セッションに使用されるのは、米国のInventum Bioengineering Technologiesが製造するVRシステムである。その詳細は不明だが、写真を見る限りではHTC Viveが使用されるようだ。また、患者のためのハーネスも見ることができる。


VRシステム


この装置は、グラスゴー医科大学で金曜に行われたカンファレンスで明らかにされた。カナヴェーロ教授はカンファレンスで「新しい世界ーー患者が再び歩くことのできる世界ーーに向けた最良の準備」と説明した。


VRシステムに向かう車椅子患者


ロシアのヴァレリー・スピルドノフは筋肉が失われていく遺伝病に苦しんでおり、車椅子なしでは生活することができない。彼は、頭部移植手術を受ける初めての患者として志願した。彼の頭部は器具と接続して一種の「凍結状態」におかれ、脊髄を切断したのちドナーの身体と縫合されることになる。


HTC Viveを使用している


カナヴェーロは1月に猿の頭部移植手術を成功させている。手術後に血流を再開し、脳の損傷もみられないことを証明した。ただし、手術チームは脊髄を繋ぎ合わせていない。そのため、猿は20時間生きていただけである。しかもその身体は麻痺していたはずだ。


参照元サイト名:vrscout

URL:http://vrscout.com/news/vr-help-worlds-first-head-transplant-patient-prepare-new-body/


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