サイエンスミュージアム「Franklin Institute」がVRを使った展示を先月から開始した。
Franklin Instituteはフィラデルフィアにあるサイエンスミュージアムで、サイエンスやテクノロジーについて学べる体験的展示や、シアター、ライブショーなどを提供している。
今回はこのミュージアムで初となるVRを使った展示が開始され、他のミュージアムと比べてもVRを使った大掛かりなコンテンツとなっている。
先月リリースしたばかりのこのコンテンツはHTC ViveとOculusRiftヘッドセット使ったもので、「Holodeck」というタイトルがつけられている。
内容はルームスケールを使ったサイエンスコンテンツとなっている。
Franklin InstituteはGoogle Cardboard対応のVRモバイルアプリで、深海の360°動画を含むコンテンツなども配信している。
アプリではFranklin Instituteでも人気の展示、The Giant Heart、Your Brain、Space CommandなどのショーもVRコンテンツとしてを公開している。
Franklin Instituteは2015年にチーフデジタルオフィサーSusan Poulton氏を雇い、デジタルイノベーションチームを発足して以来、最新のデジタル技術を使った試みに積極的だった。
Poulton氏はこうコメントしている。
「新しいテクノロジーを一般の人に紹介する場所としてミュージアムは無限のポテンシャルがあると考えています。
Franklin Instituteは今後も独自のVRそしてモバイルコンテンツを制作していき、たくさんの人にお届けしていきます。」
美術館や博物館でVRを使うのは、より興味深く、長く続く教育的コンテンツを来館者に届けることができるだけでなく
多くの人にVRを知ってもらうチャンスともなる。
そして、VRコンテンツのもう一つの利点はFranklin Instituteに行けない人でもVRアプリで深海やスペースシャトルのコンテンツなどが楽しめることだ。
Franklin Instituteモバイルアプリ URL: https://www.fi.edu/mobile
参照元サイト名:vrscout
URL: http://vrscout.com/news/franklin-institute-transforms-museum-experience-vr/
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