海外メディアRoadtoVRは、2016年11月8日の記事において、PS4 Proを使ってPS VRをプレイした場合のロード時間について報じた。
同メディアは、本日2016年11月10日にリリースされるPS4 Proに関して、PS4を使ってPS VRをプレイする場合と比較して、ロード時間の短縮が顕著に認められたことを報じた。
同メディアが行ったPS4とPS4 Proを比較したPS VRプレイ検証では、グラフィックに関してはほとんど差はないという結論に至ったが、ロード時間を比較した結果、PS4 ProはPS4に比べて24%もの時間短縮が確認できた(下の動画参照)
ロード時間の比較は、PS VRタイトル「Robinson: The Journey」の新キャンペーンを開始する際に発生するローディング画面を計測して行った。
同メディアによれば、ロード時間の短縮はローディング画面での待ち時間が短くなるだけではなく、ゲームのグラフィック全体に影響を与える、とのこと。
一般にゲームでロード処理が発生するのは、比較検証時に確認したような大きくシーンが転換する時のほかに、プレイヤーから見て遠くにあるオブジェクトが、急にプレイヤーの近くに見えるようになる時に発生する「テクスチャの貼り替え」処理時である、と同メディアは説明する。
このテクスチャの貼り替え処理は、遠くに見えるモノはやや粗めの描写に留め、近くにあるモノだけ高精細に描写することによってGPUの負荷を軽くする工夫から生まれたものである。
こうした処理は、平面ディスプレイによるゲームよりVRゲームにおいて、頻繁に発生すると同メディアは指摘する。
それゆえ、ロード時間が短ければ「テクスチャの貼り替え」も滑らかに処理され、プレイヤーが不意に「画面の粗さ」に気付くことも無くなるのだ。
以上の考察から、PS4 ProはPS4よりPS VRタイトルをプレイするのに適したハードウェアと結論できよう。
参照元URL:http://www.roadtovr.com/the-biggest-gain-for-psvr-playstation-vr-on-ps4-pro-so-far-is-loading-times/
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