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ドコモ、スマホ簡易HMDで視野角130度超-アクリル板で光学レンズ開発で安価に大量生産可能!


NTTドコモ先進技術研究所の山田渉研究員と真鍋宏幸研究主任は、スマートフォンを活用し、簡易ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)の視野を広げることのできる板状の光学レンズを開発した。専用のHMDよりも広い視野角130度以上を実現できる。光学レンズは成形したアクリル板のため、安価に大量生産できる。


HMDは視野角が広いとVR(仮想現実)の臨場感が高まる。ソニーの「プレイステーションVR」のHMDは視野角が約100度。スマホを利用する簡易HMDは、これよりも視野角が狭くなる。


今回作製した光学レンズは、中心視野領域に通常倍率の凸レンズ、周辺視野領域に高倍率のフレネルレンズを組み合わせた。中心視野の解像度を保ちつつ、周辺視野は少しぼやかした状態とすることで視野角を広げる仕組みだ。複雑な光学系や電子機器は追加不要。簡易HMDのコスト競争力を損なわない。


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ゲームなどで遊ぶ際、プレーヤーは視界中央に意識を集中させているため、周辺視野が多少明瞭でなくても不自然さを感じにくい。ただ周辺視野で世界の雰囲気や、横や後ろから不意に現れるモンスターを感じ取るため、視野は広い方がより没入しやすい。


専用HMDの価格は数万円台からで、簡易型HMDは1000円台から流通している。簡易型HMDの臨場感の高まりによって新規ユーザーが増えていけば、専用HMDの市場も広がると期待されている。


 


参照元:日経工業新聞 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00405730?isReadConfirmed=true


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