Microsoftが新製品「Surface Studio」を発表。さらにSurface StudioがVRに対応すると明言した。
Surface StudioはVR対応に
Microsoftの一体型コンピューター「Surface Studio」は革新への新しい取り組みの実例として消費者を刺激し、もてはやされている。
Surface Studioに搭載されているGPUはモバイル用のため、VRタイトルの多くは起動するのが難しいと予想する人も少なくない。しかしMicrosoftは、Surface StudioでVRを体験することは可能だと明言した。
MicrosoftはSurface Studioをデザイナーやクリエイター向けに設計したと発表していいる。同製品の特長は4500×3000pxの大画面持つこと。この画面は滑らかに傾けることができ、タッチ機能とスタイラスペンに対応しているため、直感的な操作が可能だ。
またMicrosoftは、比較的設置面積が小さいにもかかわらずパフォーマンスが優れていることを強調して宣伝している。
2016年11月2日と3日にサンフランシスコで開催された「VRDC 2016」で、MicrosoftはSurface StudioでHTC Viveが体感できるデモを展示した。搭載されているのがモバイル用のGPUであることを考えると、Surface StudioはVR対応に十分な準備が出来ているとは今のところ言えないが、重くないVR体験であれば対応可能だと証明した。
Surface Studioでデモ体験が実施されたVRタイトル
このイベントで体験できたVRタイトルは次のとおり。
・Tilt Brush
・SculptVR
・SoundStage
・theBlu
・The Night Cafe
・Gnomes and Goblins
・The Lab
・Hoops VR
・Space Pirate Trainer
・Paddle Up!
・Duo
・Cloudlands Minigolf
・Audioshield
・Budget Cuts
最初のVRのデモとして最適な選出というだけで、上述のタイトルだけがSurface Studioで起動できるリストというわけではないと付け加えておく。
VRに関してはSurface Studioの後継製品に期待
Surface Studioで軽いVR体験ができるといっても、おサイフには軽くないようだ。同製品の最上位はCore i7のプロセッサーにメモリ32GB、さらにGTX 980MのGPUを積んで価格は4,200ドル(約42万円)だという。下位モデルのGPUはGTX 965Mで、VRを十分に動かす力がありそうにない。
マイクロソフトはなぜNVIDIAの新しいVR対応のGPUだけに絞らなかったのか?Surface開発チームのエンジニアは製品発表前のしばらくの間、Surface Studioのスペックが制限されていたと語った。
後継製品は少なくとも、GPU「GTX 10シリーズ」を搭載し、全てのモデルでVR対応が期待できそうだ。
参照元サイト名:Road to VR
URL: http://www.roadtovr.com/microsoft-surface-studio-vr-ready-ish-htc-vive-oculus-rift/
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