電気通信大学のロボメカ工房VR部隊の失禁研究会といえば、以前にもバーチャル・リアリティな「失禁体験装置」を展示したことによって、世間の驚愕(と笑い)を誘ったマッドな集団だと耳にしたことも多いでしょう。そして2016年に日本科学未来館にて開催されたDCEXPO2016で、失禁体験装置はさらにパワーアップしていたのです!
2015年の展示でもかなりのクオリティだった「失禁体験装置」ですが、今年はさらにパワーアップ! 新たに登場した酸素吸入マスクによる匂いの再現や、腰につけたベルトの空気袋で膀胱を圧迫することにより、尿意の再現度がアップしています。さらに首筋の振動装置とファンで、排尿時の「寒気」をも体験させてくれるという力の入れっぷり。こいつら、本気だ……。
前回と同じく、失禁体験は水を飲んでスタート。そしてマスクの上から酸素吸入マスクをつけ、アイマスクを装着することによってさらに失禁感をリアルなものにしているんです。また座面の下にある水袋には温水が送り込まれ、尿の暖かさを体感。同時に首筋が冷やされ、酸素吸入マスクからは匂いが届きます。
「全身5感すべてを使って失禁を体験していただきたい」と自信満々に語る、今年のロボメカ工房VR部隊。展示を体験した有野いくさんは「視界が遮られてより再現度が上がっていますね。すごいグレードアップしていて、素晴らしいクオリティの失禁体験でした」と感想を述べています。
今後は医療・教育・介護分野での応用を目指したいとしている失禁体験装置は、経済産業省よりInnovativeTechnologies2016受賞技術に選ばれ特別賞である「human賞」を受賞しています。この技術が実際の現場で役立つ日がくるのかは、彼らの熱意にかかっているのではないでしょうか。
参照元URL:http://www.ustream.tv/recorded/92515390
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