海外メディアDigital Trendsは、2016年10月31日の記事において、VR3Dアバターを生成するフォトブースについて報じた。
同メディアは、バーチャル空間でアバターとなるフォトリアルな3Dモデリングデータを生成するフォトブースを紹介した。
「LUNA」と名づけられたフォトブースは、ユーザーがそのなかに入ると複数のカメラがユーザーを撮影して、その撮影した画像から3Dモデリングされたユーザーのアバターが生成される、というもの。
同フォトブースを開発しているエストニアのスタートアップWolfprint 3Dは、同フォトブースが生成する極めてフォトリアルなアバターを、VRソーシャルアプリに流用するビジネスモデルを構想している。
同社は、今後VR市場が成長するにつれて、バーチャル空間で用いるアバターの需要も増えると考えており、そうしたVRアバターを気軽に生成できるように「LUNA」の開発を始めた。
同社の構想によれば、VR市場が成熟したあかつきには、LUNAがちょうど現在ある証明写真を撮影するフォトブースのように街のいたるところに必要となるだろう、とのこと。
以上のような構想を実現するために、同社はクラウドファンディングサイトSeedinvestよりLUNAの開発費用を募っている。
同社が描いているビジネスモデルは、VR3DアバターをVRソーシャルアプリに流用するだけに留まらず、さらにアバターをデータベース化して、全てのユーザーと開発者がVRゲームやVRショッピングにアバターを活用できるようにすることをも想定している。
同社CEOのTimmu Tõkeは、以上のような自らのアイデアを「われわれのゴールはVRに人間性をもたらすことだ」と表現している。
なお、同社のクラウドファンディングは、最低$500から出資でき、$100,000を最低目標額としている。
Wolfprint 3D公式サイト
http://lunascanner.com/
VR3Dアバターをモデリングするフォトブース「LUNA」のクラウドファンディングページ
https://www.seedinvest.com/wolfprint.3d/seed
参照元URL:http://www.digitaltrends.com/cool-tech/wolfprint3d-scanning-avatars/#/3
Copyright ©2016 VR Inside All Rights Reserved.