2016年10月27日にお台場科学未来館で開催されたDCEXPO2016にてNHKメディアテクノロジーから出展された「8K:VR Theater」を体験してきました。
引用元:https://www.facebook.com/8kvrtheater/
8K:VRシアターはHMDを使用せず、3DレンズのみでVR体験が可能な「新しいVR映像コンテンツ」として訴求されていた。
本コンテンツはロックバンド「サカナクション」とのコラボレーション映像となっており、サカナクションの楽曲「碧」に合わせて音楽とライブさながらの映像を体験することができました。
8K+3D+22.2chの立体音響で世界初の立体映像を実現。
NHKが長年続けてきた確かな3D実績
引用元:http://8kvr.net/jp/
NHKメディアテクノロジーが1989年から3D映像にかかわりコンテンツ制作を進めた実績から来る確かな3D技術で、左右の目に見立てた2台のカメラを使って優れた3D映像を制作。
ハイビジョンの4倍!驚異の8K映像
引用元:https://www.facebook.com/8kvrtheater/
また、現行のハイビジョンテレビの200万画素で映像記録に対して、本コンテンツで採用された8Kは、縦・横ともに4倍の密度となる3300万画素で今までにない高解像度の映像体験であった。
22.2ch立体音響技術
引用元:https://www.facebook.com/8kvrtheater/
8k映像とともにNHKが開発を続けてきたのが、22.2chの立体音響である。
前方、両脇、後方、上下に設置された24個のスピーカーにより、音のパーツが上下左右自由に移動しながら、完全に映像とシンクロし、音響に包まれるような空間を表現していた。
8K:VR Theaterを体験してみて
映像視聴では3D映画などでよく配られる3Dメガネを着用して視聴します。
シアターのサラウンド技術と8Kによる超高精密映像の3D映像コンテンツでした。
一般的な液晶テレビのハイビジョン解像度の4倍の超高精細の8K3D映像と映像にシンクロした22.2chのサラウンドシステムは会場の一番先頭で味わうと迫力あり。こんなにはっきりとした3D映像は初めて視聴し、感激しました。
制作費用や期間について
本映像の制作期間は3か月。突貫での制作とのことで通常は半年ほどの制作期間をいただきたいようだ。
なお、本コンテンツと同クオリティの映像制作をする場合の開発費用は約3000万円となる。ロケーションや内容により製作費は変動するとのことだが、最高品質の映像体験の提供には同程度の予算が必要となりそうです。
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