長野県の阿智村商工会が、会員事業所の事業発展と地域振興を目指すメタバース上の仮想商店街「阿智村メタバース商店街」の制作を発表しています。
この商店街では昭和30年代の賑わった様子を再現しつつ会員事業所の製品やサービスを紹介していき、来訪者に村の魅力を伝えながら会員事業所の経済効果を狙っていくということです。
「阿智村メタバース商店街」の制作を発表
長野県の阿智村商工会が今月21日(月)、会員事業所の事業発展と地域振興を目的として、メタバース上に仮想の商店街「阿智村メタバース商店街」を制作することを発表しました。
このメタバース商店街は、同商工会が地方創生に関する企画などを手掛ける合同会社未来創世塾に委託して進められているもので、ここでは昭和30年代の同商店街の賑わった様子を再現し、会員事業所の製品やサービスが紹介されていきます。
商工会によれば、これによって来訪者に村の魅力を伝えつつ、会員事業所の経済効果を狙っていくということです。
問い合わせは阿智村商工会(info@achimura.com)まで。
商工会によるV商店街は日本初
今回の阿智村メタバース商店街は、阿智村の昼神温泉出湯50周年の記念行事の一環としても位置付けられており、デジタルで昭和30年代の阿智村の商店街が再現されます。
商工会の運営によるメタバース商店街は今回が日本初とのことで、この商店街を訪れる来訪者は阿智村の昔を体感することができ、そうすることで阿智村の魅力を認知してもらいながら商店街の各店舗事業所も知ってもらうことを狙っているということです。

昭和初期の阿智村の駒場宿の様子(実写)
会員事業所のサービスや製品を紹介
このメタバース商店街では、来訪者に会員事業所の製品やサービスにも興味を持ってもらい、ビジネスチャンスの創出につなげたいという計画がされており、23年8月21日時点での参加予定事業所数は14。
その業種も
・製造業
・飲食業
・サービス業
・小売業
・旅館業
と多岐にわたっています。
今年11月にはお披露目イベントも
このメタバース商店街は今年7月から制作が開始されていて、同10月には完成。
11月には村内でお披露目のイベントも予定されています。
制作技術面でのサポートは、中京圏で幅広い活動で多くの実績を持つ未来創世塾に委託されており、今回のメタバース商店街制作にあたって同商工会の浜島弘尚会長は、
地域の小規模事業者を取り巻く経営環境は年々厳しさを増す中で、こうしたITの新しい技術を活用した販路拡大、交流人口増加には大いに期待している。
と述べています。
まとめ
長野県の阿智村商工会が今回、メタバース上の仮想商店街「阿智村メタバース商店街」の制作を発表しています。
ここでは昭和30年代の同商店街の賑わった様子が再現され、10月に完成、11月にはお披露目イベントが村内で予定されています。
当時の様子や現地の事業所をアピールできる地方創生のメタバースには、これからも各地から注目されそうですね。
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